それから何度かえいちゃんの夢をみるようになった
でも何故かえいちゃんは顔を見せてくれない
何かを言っているけど聞こえない
どんな顔をしてるのかもわからない
でも何となくあなたには泣いているように思えた
だからあなたに顔を見せないのだろうと
そしてあっという間に1ヶ月が過ぎていった
ついに明日はアバハウスを出る日に
あなたは不安でいっぱいだった...
そして夜中の1時くらいまでみんなでお別れ会をした
やっぱり3人はベロベロに酔ってる
そしてあなたは疲れてベットの中に入った途端すぐに眠ってしまった
あ、またあの公園だ...
ん...?いつものえいちゃんの背中じゃない...
なんかいつもよりたくましいような...
「大丈夫だよ、お前なら 絶対に... 俺の分までがんばれよ!ちゃんとみとくからよ」
気づけばもう朝になっていた...
その時あなたはいつもと違う感じがしていた...
いつもなら聞こえないあなたの声も聞こえて
いつもなら見えないあなたの顔も見れた
そしてあなたは笑っていた
そして駅に着いた...
そらはあなたの手を引っ張る
ちゅ
そして1年がたちあなたは高校生に...
次々へとクリエーターが紹介されていく
お し ま い
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!