貴）なにこれ、

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これより人狼ゲームをスタートします



貴方の役職は、《市民》です



役職は誰にも言わないでください
貴方の勝利条件は｢人狼を殺す事｣です
それでは頑張って下さい

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真っ黒な背景に血のように赤い文字で
そう書いてあった

貴）意味わからない、

おふざけにしては気味の悪い
演出で私は見なかったことにして
布団に入り眠りについた

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

ケータイのアラームで目を覚ます
制服に着替え共有広場に向かうと
いつものようにみんな集まっていた

ただ、いつもと違うのは
みんなの顔色だった

貴）おはよ

咲）あ、あなたおはよ

和）おはよ、

貴）なんかあったの、？

咲）今朝ね、美優が…

貴）え？美優がどうしたの？

口をごもらせる咲来を不思議に思い
辺りを見回すと玄関の方に人が
集まってるのを見つけた

貴）ねぇどうしたの？

貴）え、、、

人混みの前にはブルーシートから
はみ出る血濡れた手と血溜まりだった

貴）どういう、こと、？

樹）この服ってたしか
麻里奈だよな、

純）たしかにこの服…

辰）なんでこんな事に、

私はその人混みから離れ
咲来達の元に戻る

咲）あなた、、

貴）どういう事なの、？

和）わからない、
朝起きてきたらもう、

貴）翔太は、？

翔）ここにいる

貴）翔太、！

私は顔を見るなり翔太に抱きついた
怯える私を翔太落ち着かせるように
頭を撫でてくれた

貴）ごめん、ありがとう…

翔）大丈夫
なんかあったら俺に言えよ？

貴）うん、

凛）ねぇ、！！

私が落ち着いてすぐ来たのは
半分取り乱して怯えている凛月だった

優）凛月どうしたの？
落ち着いて？

凛）玄関が、、玄関が、

唯）玄関がどうしたの？

凛）あかないの、

唯）は？何言ってるの？

ラ）そうだよ
大島ちゃん何言ってるの？

凛）玄関だけじゃない、
裏口も窓もあかない、

和）ほんとだ、、あかない、

麻）なにそれ、じゃあ私達
閉じ込められたっていうの、！？

貴）どうなってるの、？