第68話

第67話 なーくんは!?
11,169
2020/02/10 09:09
あなた

さ、さとみくん、行こ、う……!

さとみ
さとみ
もちろん!
ジェル
ジェル
俺も行く!
るぅちゃん頼むわ!
るぅと
るぅと
分かりました!
お任せ下さい!
さとみ
さとみ
ストレッチャーごと行かないといけないから、皆先行ってて!
すとぷり
すとぷり
わ、分かった!
るぅと
るぅと
ジェルくん、動きますよ?
ジェル
ジェル
おk!
さとみ
さとみ
あなた、動くぞ?
あなた

(◍•ᴗ•◍)ゝうん

======(・ω)スタスタスタスタ
すとぷり
すとぷり
なーくん!
そこには、あなたさんやジェルくんよりも大きな呼吸器に繋がれたなーくんがいた
お医者さん
お医者さん
もうダメかも知れません
今夜のうちに目覚められなければ、もう…
あなた

なーくん……( ⸝⸝⸝ʚ̴̶̷̆ωʚ̴̶̷̆⸝⸝)

あなたさんの瞳から、大粒の涙が溢れ出す。
ころん
ころん
…………(´;ω;`)ウッ…
ころちゃんの瞳からも、ポタポタと涙がこぼれ始めた。
さとみ
さとみ
ころん泣くな
さとみくんが、そっところちゃんの肩を抱き寄せた。
ころん
ころん
さと、み、くん……
ジェル
ジェル
あなた……
ジェルくんが静かに車椅子を動かし、あなたさんの隣に来た。
そして、やわらかくあなたさんの頭を撫でる。
あなた

ジェ、ル、く……

ジェル
ジェル
あなた、今の状態で泣いたら、あなた危なくなってまうから
泣いたらあかん
せっかくお医者さんに助けてもらった命を、簡単に無駄にしたらあかんで
ジェルくんにしては、少しキツい言い方だった。
あなたさんはそっと目を拭って、ジェルくんの瞳を見つめた。
あなた

ありが、とう

ジェル
ジェル
…………
ジェルくんは何も言わず、車椅子を動かした。
そして、なーくんの眠るベッドに手をつき、小声で話しかけた。
ジェル
ジェル
なーくん、好きな子泣かしたらあかんって
あなた、なーくんの事が心配で泣いてまってるやん
なぁ、なーくん、そろそろ起きてぇや
ジェルくんはなーくんの瞳を見つめたが、その瞳はピクリとも動かなかった。
全員
(´;ω;`)ウッ…
気がつけば、その場にいる全員が泣いていた。
あなた

(>人<;)
(お願い、なーくん……目を覚まして!)














すると────













ななもり
ななもり
みん、な……
すとぷり
すとぷり
なーくん!
あなた

なーくん!

お医者さん
お医者さん
良かったです
目覚められて
お医者さん
お医者さん
少し腕を貸してください
ななもり
ななもり
は、い
お医者さんがなーくんの血圧をはかり終えると、あなたさんがなーくんに抱き着いた。
あなた

もー、なーくんっ……!( /*>ω<)/

ななもり
ななもり
ごめん、ね、あなたちゃん
心配、かけちゃった?
あなた

ものっっっすごく、心配、した……!

ななもり
ななもり
ごめんごめんw
もう大丈夫、だから、ね?
あなた

( ⸝⸝⸝ʚ̴̶̷̆ωʚ̴̶̷̆⸝⸝)

すとぷり
すとぷり
………なーくん!( /*>ω<)/
すとぷりが、あなたさんの上からなーくんを抱きしめる。
ななもり
ななもり
うわっw
みんな……ほんとごめんねw
あなた

お、重い重いw

すとぷり
すとぷり
あ、ごめん( ˙^˙ )スン
あなた

wwwwww

ななもり
ななもり
wwwwww
すとぷり
すとぷり
っ!
(あなたがたどたどしくなくなってる!)

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