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第7話

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一目連side
俺は狐白が飛んで行った方に向かって走り出した。
一目連
一目連
(狐白の様子じゃ、本来の姿で長時間は飛べないはず。
途中で力尽きてるかも。)
俺はひたすら走り続けた。
一目連
一目連
(狐白、俺のそばから居なくなるな…。
必ず、探し出してやる……!)
ずっと、走り続けた。
狐白を、俺の愛する九尾を見つける為に。
一目連
一目連
居ない…。 
……………あれは?
俺は走り疲れ、立ち止まっていると少し離れた所になにかがあった。
一目連
一目連
……狐白!?
目のいい俺はすぐにそれがなにかわかった。
狐姿の狐白だった。
俺はすぐに狐白の元に駆け寄った。
狐白
狐白
ハァハァハァ……。
一目連
一目連
狐白、狐白!
俺は狐白を抱えあげた。
その体はすごく熱かった。
狐白
狐白
ハァハァ、 
いち、も、れ、
一目連
一目連
狐白!
心配させんな、バカ!
俺は狐白の体をギュッと抱きしめた。
狐白
狐白
僕、思い、だした。
一目連
一目連
思い出した?
なにを?
狐白
狐白
僕が、妖狐に、なった、わけ。
狐白はゆっくり、思い出した事を話してくれた。
狐白
狐白
僕は、死んだ、んだ。
誰にも、必要と、されず、愛されず、感情も、自分自身も、捨て、死んでった。
でも、死にきれず、狐として、九尾として、妖怪として、生き返った。
一目連
一目連
(感情も自分自身も捨てた。
だから最初に会った時、あんな目をしていたのか。)
狐白
狐白
だから、僕は、愛されたら、ダメだ。
甘えたら、頼ったら、ダメだ。
感情なんか、自分自身、なんか、必要、ないんだ!
なのに、なんで、来たんだよ。
僕を、見捨てないんだよ……!
狐白は声をあげ、涙を流した。
一目連
一目連
見捨てるわけないだろ!
俺は、お前を愛してる!
俺にはお前が必要なんだ!
ずっとそばに居る!
だからもう、泣くな。
狐白
狐白
怖い……。
いつか、1人に、なるのが…。
だったら、最初から、1人が、いい……。
一目連
一目連
お前は1人じゃない。
俺がいる。
それに、お嬢も骨女も輪入道もいる。
みんな、狐白の帰りを待っている。
それに狐白は狐白だ。
自分自身を捨てる必要はない。
狐白
狐白
……本当に、僕は1人じゃない?
僕を、1人に、しない?
一目連
一目連
しない。
胸張って言ってやる!
お前を絶対、1人にしない!
ずっとお前のそばに居てやる!
狐白
狐白
……一目連、
僕を見捨てないで。
僕を、愛し続けて。
狐白は泣きながら、そう言った。
一目連
一目連
あぁ、当たり前だ。
狐白を1人にしない。
ずっと愛し続けてやる。
俺は狐白の額にキスをした。
狐白
狐白
僕も、愛してる……。
しっぽを俺の腕に絡め、普段は絶対に言わない
「愛してる。」って言った後、意識を失うかのように眠りについた。
狐白を抱えたまま、家に戻った。
一目連
一目連
ただいま。
骨女
骨女
一目連、狐白は!?
入り口を開けると、真っ先に骨女が慌てた様子でやって来た。
一目連
一目連
うるさい。
ちゃんと居るよ。
ほら、
骨女
骨女
はぁ〜、良かった。
閻魔あい
閻魔あい
だから、大丈夫だって言った。
輪入道
輪入道
お嬢も心配でそわそわしてたじゃないか。
俺は狐白を布団に寝かせた。
一目連
一目連
お嬢、骨女、輪入道。
話がある。

狐白が妖怪になった理由とここを飛び出した理由を聞いた。
俺は狐白の話をみんなにも話した。
骨女
骨女
そうなんかい……。
閻魔あい
閻魔あい
……。
輪入道
輪入道
狐白、大変だったんだな。
今でいうところの虐待を受けていたんだろう。
一目連
一目連
あぁ、おそらくな。
閻魔あい
閻魔あい
狐白。
お嬢は寝ている狐白の頭を撫でた。

お嬢は口数が多いわけじゃないけど、これがお嬢なりの愛情表現なんだろう。
骨女
骨女
狐白、私は狐白を愛してるわよ。
輪入道
輪入道
狐白。
骨女、輪入道もお嬢に続き、狐白の頭を撫でた。
閻魔あい
閻魔あい
骨女、輪入道。
出かけるよ。
骨女
骨女
分かった。
輪入道
輪入道
はいよ。
閻魔あい
閻魔あい
一目連……。
狐白の事、お願い。
一目連
一目連
分かった。
お嬢たちは現世に出かけた。
一目連
一目連
(お嬢、気を使ってくれたんだ。)
俺は狐白の頭を撫でた。
一目連
一目連
狐白、
お前はこんなにも愛されてるんだぞ。
もちろん、俺も愛してる。
俺の愛しい恋人さん。
俺は寝てる狐白の額にキスをした。