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第5話

4
翌日
ザワザワ…
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
なんだ?
登校してみると教室の前が騒がしかった。
でも、気にするつもりもなく、席につこうと黒板の前に行くと………
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
なんだ、これは。
夏奈さんの悪口と夏奈さんが男の人に馬乗りになってる写真が貼られていた。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
(顔、写ってないけどこれ、僕じゃない?)
昨日、本の束から夏奈さんを守った時の写真を加工してあった。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
(僕の、せいかな?
でも、誰がこんな事、)
僕は自分の席に行くと、後ろの席の夏奈さんの机には落書きがされていて、夏奈さんは自分の席でじっとしていた。
クラスの雰囲気がとても悪い。 みんな、夏奈さんの悪口を言っている。  
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
(僕、耳良いから離れてても聞こえるんだよなぁ。)
僕から離れた所で宮部さんがクスクスと笑っていた。 


これが夏奈さんに対してのいじめの始まりだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数週間後、
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
あれ、夏奈さん?
保健室でサボっていると、ガチャと扉の開く音がし、見てみると、びしょ濡れの夏奈さんがいた。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
夏奈さん!
また、いじめられたの?
依頼主
うん。
僕はこの数週間見てきて、気付いたことを夏奈さんに聞いてみた。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
もしかして、いじめの首謀者って夏帆さん?
依頼主
うん。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
なんで、双子の妹をいじめるんだよ。
依頼主
夏帆は昔から私が気に入らないんだ。
双子だからって仲がいい訳じゃないんだよ。
夏奈さんは隣のベッドで着替えながら言った。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
そんな…
依頼主
…………ねぇ、伊賀専くん。
しばらくの沈黙の後、夏奈さんがカーテンを開け、僕に話しかけた。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
なに?
依頼主
地獄通信って知ってる?
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
噂くらいなら
依頼主
その地獄通信に怨んでる人の名前を書き込むと地獄少女がその人を地獄に流してくれるんだよ。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
でも、噂では書き込んだ人も地獄に流されるらしいよ。
依頼主
別にいいよ。 
今の方が地獄だもん。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
………夏奈さん。
夏奈さんは保健室を出て行った。
一目連
一目連
こりゃ、アクセスするな。
ベッド脇から白衣の着た一目連が現れた。
ちなみに僕たち、お嬢の使い魔は自由に移動する事ができる。
瞬間移動みたいな物ができるし、会った事がある人とも違う所で会うと別人に見える能力もある。
だから、僕たちは色んな所で潜入する事ができる。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
…………
僕はフイッと一目連から目を逸らした。
一目連
一目連
……狐白、ごめん……。 
俺、嫉妬してた。
狐白の事が好きで好きで堪らないから他の奴や女と一緒に居るのを見ると、
「俺じゃダメなのか。」って思って、お前を独占したくなる。
一目連は、しゅん……とした。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
(可愛い…。)
僕はそんな一目連を可愛いと思った。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
もういいよ。
僕の方こそ、ごめん。
一目連
一目連
ありがとう、大好きだ!
一目連は僕に抱きついてきた。
一目連
一目連
チュッ、んっ……
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
んっ、チュッ、んっ、 
いち、もく、
んっ、
一目連は僕に深い深いキスをしてきた。
一目連
一目連
チュッ、んっ…。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
やめ、んっ、
僕は一目連の胸を叩いた。
一目連
一目連
チュッ、
そしたら一目連は唇を離した。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
ハァーハァー…。
僕が肩で息を整えていたら、ドサッとベッドに押し倒された。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
ちょっ、
一目連
一目連
抱きたい……。
一目連は欲情したような眼差しをしていた。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
……ダメ、
一目連
一目連
なんで?
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
この仕事が終わったら、いいけど……
僕はボソッと呟いた。
一目連
一目連
分かった。
我慢する。
じゃあね。チュッ、
一目連は僕にキスをした後、保健室を出ていった。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
(アイツ、カッコイイんだから。)
僕は顔が赤くなるのが分かり、布団を被って目をつぶった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
骨女
骨女
伊賀専くん。
起きて。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
ん〜……
声が聞こえ、目を開けると何故か骨女がいた。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
なんで、骨女がここに?
骨女
骨女
さっき、一目連と会って
狐白が「保健室に居る」って聞いたから。
体調でも悪いのかい?
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
いや、ただのサボり。
骨女
骨女
嘘…。
耳としっぽ出てるわよ。
伊賀専 ハク
伊賀専 ハク
うそっ!
骨女に言われ、頭を触ると確かに耳が出ていた。
僕は妖力を抑えると耳としっぽを隠したり見えなくする事ができる。
でも、体調を崩したりして妖力が不安定になると自分の意志とは関係なく耳としっぽが出てしまう事がある。
骨女
骨女
体調、悪いんでしょ?
狐白
狐白
うん……。
骨女は僕の額に手を置いた。
骨女
骨女
熱いわね。
今日はもう帰りなさい。
狐白
狐白
でも…!
骨女
骨女
狐白!!
骨女は怖い顔をした。
狐白
狐白
分かったよ…。
僕はシュッと地獄の家に帰った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
In地獄
狐白
狐白
ただいま…。
閻魔あい
閻魔あい
おかえり…。
どうしたの?
顔、赤いよ?
狐白
狐白
なんでもないよ。
僕は部屋の奥で横になり、目をつぶった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この疫病神!!

ドガッ、バキッ、

お前なんかタヒね!!

ドガッ、バキッ、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一目連
一目連
……はく、狐白!!
狐白
狐白
ん…、はっ!
目を開けるとお嬢、一目連、骨女、輪入道が心配そうな顔で覗き込んでいた。
一目連
一目連
大丈夫か?
うなされてたけど……
狐白
狐白
大丈夫……。
僕はシュルと、しっぽを一目連の腕に絡めた。
一目連
一目連
どうした?
狐白
狐白
なんでもない……。
一目連は僕の頭をヨシヨシと撫でてくれた。
狐白
狐白
(なんだったんだ?
さっきの夢。
怖い、怖い、怖い。)
ーBOMー
僕は狐に戻り、一目連の足に乗りさっきよりも強くしっぽで腕を絡めた。
一目連
一目連
(狐白、いつもと様子が違う。
なんか、あったのか?)
閻魔あい
閻魔あい
依頼、来たよ。
骨女
骨女
例の女の子かい?
閻魔あい
閻魔あい
うん。
輪入道
輪入道
狐白の代わりに俺が、
狐白
狐白
僕が行く!
ーBOMー
僕は一目連の足から降りて人型になった。
骨女
骨女
ダメだよ。
狐白は寝てなきゃ。
狐白
狐白
でも、彼女の担当は僕だ! 
僕が、最後まで…
一目連
一目連
どうするんだい?
お嬢。
狐白
狐白
お願い、お嬢!
僕を連れてって!
僕はお嬢の前に行った。
閻魔あい
閻魔あい
分かったわ。
行こう、狐白。
狐白
狐白
……ありがとう、お嬢!
閻魔あい
閻魔あい
そのかわり、今回の依頼が終わったらちゃんと寝とくんだよ?
狐白
狐白
うん、分かった。
僕とお嬢はシュッと依頼人を呼んだ木の所に移動した。