[としみつ視点]
としみつ「…で、あの2人はうまくいきそう?」
あなた「ふふ、付き合ってないけど毎日LINEしたり電話したりしてるんだって!1番楽しい時期なんじゃない?」
としみつ「…そういう時期欲しかった?俺ら出会った他その日に付き合っちゃったけど。」
あなた「ううん、私はつーくんと一緒にいる今が1番楽しい。きっと明日はもっと楽しいし。」
ナチュラルにこういうこと言って俺の機嫌をとるのは変わらない。
俺も1秒でも長く一緒にいたかったからこれで良かった。そう言うのは少し照れくさくて言えなかった。
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あなた「つーくん、つーくん。」
としみつ「ん?」
あなた「寝てた?ご飯できたけど。笑」
としみつ「あー、食べる。」
あなた「今日は虫さん達も2人でご飯だってさ。」
としみつ「今日付き合うかなー。」
あなた「うーん、あの2人ならもう少しこのままかも。」
としみつ「なんか初々しいなぁ、虫さんは結構彼女途切れないはずなのに。笑」
あなた「つーくんは?」
としみつ「俺らだって初々しいだろ!」
あなた「絶対初々しくないよ。笑」
としみつ「何年ぶりの彼女だと思ってんの?笑」
あなた「いまだに2人とも照れちゃうことあるしね。そこは初々しいかも。」
としみつ「あー、ヤるときとかな。」
あなた「え?デリカシーって知ってる?」
としみつ「デリカシーないって言われるのはトラウマだからやめて!」
あなた「はいはい、そう言うとこも好きですけどね。」
としみつ「じゃあいいや。」
あなた「いいんだ。笑」
友達の恋を願いつつ、俺らもずっと一緒だといいなぁと思いながら今日もうまい飯を食った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。