[としみつ視点]
りょう「はーい、2人でーす。」
さすがのりょうも最終日になると元気がない。
としみつ「はい、では今日はどこへ行くんですか。」
りょう「函館に行って、新幹線で帰る。」
としみつ「新幹線は馬鹿やん。笑」
りょう「いやてつやが函館行きたいって言うから組み込んだのにあいついねぇからな。笑」
ニトロ「ちなみにここから函館まで4時間車に揺られます。」
としみつ「はぁ?!馬鹿えぐ!無理なんだけど寝るやんもうみんなで帰ろ?」
りょう「いや本当うちのリーダのせいすぎる。笑」
ニトロ「みんなで頑張りましょう!」
としみつ「りょうとニトロ帰って、俺らは観光するから。」
りょう「ここまで来て帰るの絶対嫌なんだけど。笑」
ニトロ「ちなみに高速道路じゃない限りは寝た瞬間下ろすので寝るなら着いてからの方がいいです。」
としみつ「コイツ…。」
りょう「ほら!つーくん!彼女めっちゃ笑ってるよ!笑」
ニトロ「あなたちゃんが1番元気…。」
りょう「え?そういえばあなたちゃん寝てるのあんまみてない。」
ニトロ「俺めっちゃ寝てるっす。」
としみつ「え?なのにこんな元気なの?」
あなた「仕事で3徹とかよくあるから。笑」
りょう「やばい、あなたちゃん優勝説ある。笑」
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ニトロ「5…4…3…2…1…👍」
りょう「としみつ、アウトー!!!!」
としみつ「は?」
目的地まであと30分、もう少しだった。
隣で仮眠を取っていたあなたちゃんを
見ると泣きそうだった。起きたら俺が
いないんだもんな。
りょう「5…4…3…2…1…👍」
としみつ「え?」
りょうがあなたちゃんにカウントし出した。
としみつ「なにやってんの?」
りょう「もう最終日だし俺とニトロだけで撮れるし2人で函館ちょっと観光してきたら?ここで下ろすけど。」
ニトロ「りょうくん最高じゃないですか!」
りょう「代わりに俺はいくととデートしなきゃならないけどね。笑」
としみつ「ありがとう〜!!!」
あなた「😴」
としみつ「あなたちゃーん!」
あなた「???」
としみつ「俺寝ちゃった。」
あなた「えっ!」
としみつ「でもりょうがあなたも帰っていいよだって!あと数時間だからって。」
あなた「2人でバイバイ?」
としみつ「そう!」
きっと虫さんだったら許してくれなかった。
最後に他のメンバーには動画出るまで秘密だからねって言って手を振ってくれた。
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あなた「さすがりょうくん、やることが伊達男だ…。どうやって函館まで行く?」
としみつ「タクシーでいこ。その間ちょっと寝る。そして元気になって新幹線の時間までの時間で遊ぼ!」
あなた「即帰宅じゃないじゃないね。笑」
としみつ「いや、どっちにしろ新幹線まで時間あるし1時間くらいしかないけど。」
あなた「お土産買えるくらいだね。笑」
としみつ「それでも2人なの嬉しいけどなぁ。」
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こうして、寝たら即帰宅の旅part 3は幕を閉じた。
ちなみにりょうはと言うと最後まで乗り切り、めちゃめちゃ眠そうにハンバーガーを食べている動画がグループに送られてきていた。あと、いくとがなぜかテンション上がってて動画に笑い声がめっちゃ入っていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。