[としみつ視点]
家に帰っていつものハグ交渉。
結局あなたが折れて「はいはい」って言ってハグしてくれる。
そんな幸せな日常の会話。
あなた「ねぇそういえばつーくんさぁ。」
としみつ「なに?」
あなた「私のこと一目見た時から好きだったらしいけど一目惚れってこと?」
としみつ「なに?急に。笑」
あなた「んー?笑」
としみつ「うん。顔見えんかったけど背筋伸ばして座ってコーヒー飲んでるとこ見てこの子だ!って思った。」
あなた「え、じゃああなたの顔嫌い?」
としみつ「いやめっちゃ好きだけどね。」
あなた「全然意味わかんない!」
としみつ「そのあと顔見てやっぱ可愛いやんってなっただけの話。」
あなた「ならいいや。」
としみつ「あなたは?どこから俺のこと好きだったの?」
あなた「やだ、恥ずかしいからそんなの聞かないでよ。」
としみつ「いやそれはズルくない?さすがに。」
あなた「こんなこと恥ずかしげもなく言えるあなたがおかしいんだよ。」
としみつ「なんで恥ずかしいん?こんなすきなのに。」
あなた「あなたはどこだろ、話してて楽しくて気が付いたらもう会いたいなって思ってその日のうちに付き合ったね。」
としみつ「告るの早かった?」
あなた「んー、もう少し泳がせても良かったね。」
としみつ「なにそれ。笑」
あなた「でもつーくんが来る時料理並べてる段階でなんかもうすきになったなぁって思いながら並べてたよ。」
としみつ「えー、かわいいー。好きなんだけどまじで。」
あなた「これ虫さんに言っていい?」
としみつ「なんでも虫さんに報告しようとする癖は直したほうがいいよ?」
あなた「えー、かわいいー。好きなんだけどまじで。って言われたって言いたいな。」
としみつ「ねぇ、なんで?またドッキリかけられるよ?俺。意外と繊細なんだよ?」
あなた「次はハニートラップ仕掛けて貰おうかなぁ。」
としみつ「いや、あなたより可愛い女おらんもん。」
あなた「だからよくそんなこと普通に言えるよね。」
としみつ「あなたも俺のこと世界一かっこいいと思ってるよね?」
あなた「あー、そうかもしれない。」
としみつ「だら?そういうことよ。」
今日も今日とて2人ともバカみたいな会話しかせんけどこれが幸せなんだろうな。
ちなみにこの後、あなた経由でこの時の動画が虫さんの手に渡り、Twitterで公開されたのはまた別の話だ。
いつの間に仲良くなってんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。