第80話

彼女の幼馴染③
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2020/03/30 07:54
[虫眼鏡視点]

あなたちゃんの友達来てて虫さんに会わせたいって急にとしみつからLINEが来た。

気になってる子いるって言ったのになぁ、でも暇だし、そう思いつつも向かうと「あの子」がいた。

いつもかけている大きめのメガネをかけてなくていつもより可愛い服を着ていて、びっくりして声が出ない。

幼馴染「金澤さん、あの、お久しぶりです!」

虫眼鏡「友達って君のことだったんだ、いつもと違うからびっくりしちゃった!」

あなた「今日めちゃくちゃ可愛いもんね!」

虫眼鏡「うん、すごい可愛い。」

としみつ「とびきりの笑顔やん。笑」

虫眼鏡「可愛い子を目の前にしてるんだからそりゃ笑顔になるだろ!」


照れて俯く顔も可愛いらしい。

みんな一緒にご飯を食べていて気付いたけど僕から遠いお皿のものを自然に勧めてくれたり、お酒が足りなくなったらメニューを渡してたり、とても気の利く女の子だ。

としみつの彼女もいつも優しくて気がきくイメージだったけどこの子の前ではこの子に甘えるらしい。

いつもは気をきかせる側だからこの子といると心地いいのだろう。

あなた「今日は私が送り届けるからみんな飲むんだよ!」

幼馴染「ごめんね、泊まらせてもらってるのに飲んじゃって。」

としみつ「あなたちゃんあんま酒飲まないもんな。」

あなた「そうそう、2杯とかで酔うから飲まなくていいの。笑」

虫眼鏡「お言葉に甘えて飲んじゃおーっと!」





としみつ「あ、そろそろ帰んないと。明日撮影だよね?」

虫眼鏡「うわ。そうだった調子にのりすぎたー!」

幼馴染「そうなんですね、ごめんなさい付き合ってもらって…。」

虫眼鏡「僕がきたくてきたんだから謝らないで!」

としみつ「そうだよ、どうせ俺基本遅刻するし。」

虫眼鏡 あなた「それはだめだからね!」

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[車内]

虫眼鏡「あ、そうだ!LINE交換したいんだけど…だめかな?」

幼馴染「いえ!私も今日聞きたいなって思ってたので。」

お酒を飲んだからか照れたからか母を淡いピンク色にしてそう答えた。

としみつに感謝だな。

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