[あなた視点]
としみつ「と、言うことで仲直りのアレをします。」
またなんか言ってる…。
あなた「でも今回は2人とも喧嘩してないよ?」
としみつ「そうしたらいいって唆されてあなたをどっきりにはめようとした。」
あなた「えー、最低。」
としみつ「嫌い?」
あなた「…好きだけど。」
としみつ「ただの口実だから、これ。普通にしたい。」
あなた「じゃあ、髪乾かしてくれる?お皿洗い手伝ってくれる?可愛いって言ってハグしてくれる?」
としみつ「全部いつもやってるやん。笑」
あなた「知ってた。笑」
今日も私たちは仲が良い。
少し薄れた香水の匂いのつーくんの胸に顔を埋めてニヤニヤする顔を隠した。
としみつ「…お風呂一緒に入ろうと思ってLUSH買っちゃった。」
あなた「なにいろ?」
としみつ「あなたちゃんの好きな色。」
あなた「みどりだ。」
としみつ「正解。」
嬉しそうに笑う顔が可愛くて、優しくて、つられて笑ってしまう。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!