[あなた視点]
つーくんが酔っ払って帰ってきた。
そういえば少し前にお酒の企画取るって言ってたなって思いつつソファに座らせた。
としみつ「あなたと飲もうと思って買ってきちゃった。」
あなた「呼び捨て久々だね、としみつ。」
少し陽気になった彼にため息をつきつつ少しだけ付き合おうと思ってグラスを出した。
あなた「私飲めるようなお酒ないよー。」
としみつ「んー、たまにはいいかなって。いつも飲んでも甘いカクテルみたいなやつだし。」
あなた「苦いの好きじゃないんだよなぁ…。」
としみつ「ちょっとだけ!」
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[1時間後]
としみつ「ウケるんだけど。笑」
あなた「もうね!わたしすごいおこったもん!あのときさあ!」
酔ってしまったなぁと思いつつもふわふわとする感覚が気持ち良くて美味しくないのに飲んでしまう。
つーくんが笑うのが嬉しい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。