第8話

バレンタインに嫉妬した彼女(轟)R入
8,660
2021/08/23 10:01
あなた
上手くできた…♪







え?今何してるかって?






轟くんへの本命チョコ製作中なの!







轟くんモテるから色んな人から貰うのかな、でも、お菓子作りには自信あるもん、







わーい、完成だ!!







あとはメッセージ書いて、ラッピング!!






喜んでくれるかな…?





次の日。
あなた
緊張…やばい
麗日お茶子
おっ、これは!
八百万百
あなたさん、轟さんに渡すのですね?
あなた
うんっ…でも、
切島鋭児郎
大丈夫かー?めっちゃ震えてんな
あなた
だってぇ…
耳郎響香
確かに轟…モテるし…ね
あなた
うぅ…いいもん、行ってくるっ…






轟くんどこだろー…?


校内を探し回ってる時。
??
あのっ、轟くんこれ受け取ってくださいっ
??
私もっ…ずっと好きでしたっ
轟焦凍
…ありがとうございます




女子から受け取ってるところを見た。







わかってるよ、

わかってたよ、


彼がモテることくらい、








でも、私は、彼の"彼女"






君にとって、特別な存在…








やっぱり嫉妬する…




やめよっかな、逃げよっかな…






教室に戻ろうとした時。
轟焦凍
お、あなた
あなた
あ…轟くん…


両手には大量の女子からのチョコ。







可愛いラッピングのやつ、たくさんある






告白とかされたのかな…きっとされたよね
轟焦凍
どうした?
あなた
…なんでもない…それより、たくさんチョコ貰ったんだね
轟焦凍
…あぁ。小さい頃から毎年こうだからな…
あなた
そっか…モテるからね、
轟焦凍
…なぁ、なんで泣いてるんだ…?
あなた
え、嘘



確かに私は泣いてる






本人の前で…恥ずかし…
轟焦凍
どうした…?何か、あったのか?



轟くんが私の肩を掴む。
あなた
……した
轟焦凍
…?悪ぃもう1回…
あなた
嫉妬した……
轟焦凍
………
あなた
色んな可愛い女の子から、告白されて、本命チョコ貰って…そう思ったら…苦しくて…。彼女だから、特別な存在のはずなのに、なんか…嫌になって…
轟焦凍
…あなた…
あなた
ご、ごめんね、こんなこと言って!はい、私から…本命チョコ…っ、
轟焦凍
…チュッ
あなた
…へ、//
轟焦凍
…告白されたけど、彼女いるからって断った。それに、チョコ毎年返してねぇ。好きな奴から貰ったものしか食べないし返さない。…不安にさせてごめん、でも俺はあなたから貰ったものが1番嬉しいし、チョコよりも、お前といられることが今1番嬉しい。ありがとな
あなた
…っ…、すき、(ボソッ)
轟焦凍
…チュッ、
あなた
ん、!
後頭部を抑えられた。



放課後とはいえ誰かいるはず。
あなた
轟…くん、ここ学校…っ、((チュッ
轟焦凍
場所なんて関係ねぇ…チュックチュ(Dキス)
あなた
ん、ふっ…ぁ、ぅ…//とろ、ろきく…//
轟焦凍
…寮帰ったら、自分の部屋、返さねぇ。夜、覚悟しとけ。あと、




顔が近づいてくる
轟焦凍
愛してる。(耳イケヴォ)
あなた
…っ、!///恥ずかし…//











この光景を1年A組の何人かが見ていたなんて2人は何も知らない。

プリ小説オーディオドラマ