距離を置くのはいいけど…
とても気まずい…
あれから数日経つ。さすがに誤魔化しが効かなくなってきたみたいで…
こうして私はみんなに事のあらましを話した。
切島くんは緑谷くんの部屋に向かった。
私たちは少し話してから解散した。
朝起きると切島くんからLINEが入っていた。
緑谷side
距離置くってこんなに辛いことだったのか…
今になって後悔する。
僕はよく、廊下などで耳にする言葉がある。
「あなたさんってなんで緑谷さんみたいな人と付き合ったんだろー」
と、馬鹿にする言葉。
けど、本当に僕が選んだだけで向こう側に好かれてなかったら…?
そう思うと…怖い。
コンコン、
おそらく…あなたのことだ。
この際話してしまおうか…
僕は切島くんに全て話した。
そしてベットに寝転ぶ。
いつになったら…恐怖は消える…?
あなたside
次の日の夜もまた私の部屋に集まる。
聞いた話が私は衝撃だった。
緑谷くんも…そんなこと言われてたの…?
仲直りしたい。恐怖があるけど、ずっとこのままはもっと嫌…
緑谷くんに、伝えないと…
私は心から好きだと…
(ごめんなさい1人3話分になります)
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。