第3話

一松の友達
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2018/01/26 12:47
龍也
龍也
前俺がここに来たとき路地裏に住んでいる奴らがここに居る猫達をいじめていたんだ
その言葉に俺は親友がいじめてられていた事を初めて知った。

確か亡くなった子猫だ
龍也
龍也
それを見て俺は咄嗟に注意した。
だけど奴らは笑いながら続けた、小さな子猫は危ない状態だったにも関わらず
一松
一松
っ………
龍也
龍也
だけど俺は手が出たんだ…どうしても許せなくて
でもその時は力加減何か考えて無くて相手の頭に当たって血が出ていたんだ…相手は怪我で済んだけど猫は…
俺は絶句した、俺の友達がそんなふうに亡くなったこと、そして殺した奴の怒りが出てきた
龍也
龍也
ごめんねこんな重い話
一松
一松
別に俺が聞いた事だし
それとさ子猫を殺した奴どんな奴だった
俺は友達を殺した奴に復讐をする為に聞き出した
龍也
龍也
もしかして…復讐するつもりか一松
一松
一松
そうだよ…俺の友達なんだよ
龍也
龍也
その必要は無いよ
次の日すぐに謝りに来たし、猫の葬式だってやってくれたみたいだしね。
だけど俺は猫しか友達が居ない事を知らないからな、俺の事をきいたらどう思うだろう
か…
まぁ普通に絶句するだろうまあ俺には関係無いだから聞きだしてやる
一松
一松
ふーんでも俺はな猫しか友達が居ないんだよだからこそ聞き出したいんだけど
ま、これで大人しく話すだろう。
と、思っていたけど龍也はこう言った
龍也
龍也
そんなの俺だってだよ
皆は俺を怖がって逃げてかれるから友達なんている訳が無い
俺は猫が一番なんだ
まさか同じような人間が居るとは思わなかった。でも龍也は一番猫の事を分かってくれると思った
一松
一松
友達居ないなら俺が友達になってもいいけど…
ま、ゴミクズだけど?
あ、また何俺は言ってんだ!!
いや俺はバカだな…
龍也
龍也
本当か?本当に良いのか?
一松
一松
…俺が言ったんだし良いんだけど、気が代わる前に早く答えてよね
龍也
龍也
ああ…じゃあ友達になってください
深々と頭を下げて龍也がお願いしてくる
俺なんかにこんなに言ってくれるとは思わなかった
一松
一松
あっそ…じゃあ宜しく
まあそんなこんなで俺に人の友達が出来た

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