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第1話

一目惚れ
80
2017/08/25 18:57
私は中1の時に小川中学校に転校してきた。今はもう2年生の冬。転校して、ここに住んで1年が経った。てっきり転校すれば、新しい恋や青春が待ってると思ってたけど、ぜんぜん。友達には、アニメとか漫画の見すぎって言われたし。中学は2年生が1番楽しいってお母さんもお父さんも言ってたのに。まあ中2が楽しくなかったってゆう訳じゃない。サイコーだったよ。体育祭も合唱コンクールも文化祭も大成功だったし!でも、もう、2年生はおわる。
あなた

めいちゃんおはよー!

森山 めい
あなたおはよー!
あなた

もう少しで2年生終わりだねー。

森山 めい
それな!
あなた

めいちゃんはいいなぁー!彼氏がいて!私なんて、好きな人もいないのにー

森山 めい
そんなことないよ!いつかできるって!
あなた

そうかなー

森山 めい
うん!笑笑
あなた

なんかその笑顔不安でしかない笑笑

森山 めい
大丈夫!あなた可愛いし!
あなた

絶対!ありえない!

森山 めい
だって、あなたが転校してきた時、人がいっぱいいたの可愛いって噂になったからだよ?笑笑
あなた

うそだー!

森山 めい
うそじゃないよー!
あなた

まあ、いいや!恋は高校でがんばりまーす笑笑

森山 めい
がんばれ、がんばれー!あなたならいけるよ!
あなた

ありがとう笑笑

学校の近くまで行くと20分を知らせる鐘がなった。
森山 めい
あ!チャイムなったよね?
あなた

やば!急がなきゃ

ナレーター)2人が走ると、余裕な表情で女の子が家から出てきた。
あなた

ん?あ、のんちゃーんおはよ!

大西 のん
お!あなたおはよー笑笑
のんちゃんは、いつも、さつきちゃんと登校している。
ナレーター)そして2人が慌てて靴を脱ぎ、上履きに履き替え、廊下を走り、階段を登る。
私は、めいちゃんと急いで階段を登る。私達が2階へ行く階段を登る時に、3階への階段を登っている、顔も名前もクラスも知らない男の子と目があったのだ。それはほんの一瞬の出来事だった。私はハッとしたまま立ち止まった。
森山 めい
あなた!あなた??なにぼーっとしてたの?遅刻しちゃうよ!笑笑
あなた

あ!ごめん!

私はクラスも名前も知らない君に
初めての一目惚れをした。
一目惚れをしたその日から私は君を探すようになった。朝の登校のときや移動教室。休み時間。放課後の部活の時も。でも、見つからなかった。私は1人で抱えきれなくなった片思いをめいちゃんに相談した。
あなた

めいちゃん。あのね

森山 めい
ん?なに?あなたどーしたの?
あなた

えーっとね…

森山 めい
うん?
あなた

私、実は名前もクラスも知らない人に一目惚れ…しちゃったのかも

森山 めい
おー!本当に!?
あなた

うん…でも、顔しかわからなくて、探してるんだ。その人のこと。

森山 めい
なるほどね!探すの手伝ってあげる!なんか、心当たりとかない?
あなた

うーん…。あ、こないだ遅刻しそうだった時に3階に上がってたような

森山 めい
あ、じゃあ、5組じゃないかな?3階にある2年生の教室、5組しかないし
あなた

あ、そうか!

森山 めい
うんうん!今度行ってみる?笑笑
あなた

え!いや!私は大丈夫!

森山 めい
そう?笑笑ならいいんだけど…笑
なんかあったらいつでも相談してね!
あなた

本当に?ありがとう!(泣)

本当にめいちゃんは優しいなあ

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