第2話

パンケーキ
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2017/08/26 14:11


「うわ〜、人いっぱいだね」

『美味しいって評判で人気の店やからなぁ、しゃーないわ。』

「めっちゃいい匂い〜」

『あと30分くらい並ばなあかんなぁ。
どうする、今日帰るか?』

「30分ならへいきだよ!
しかも、流星が行きたいって言ったんじゃん(笑)」

『そっか、ごめんな』

「いいよ、いつもの事だし」

『そやな、(笑)
あ、喉乾いたよな?なんか飲みもん買ってくるわ!』

「え、いいの?ありがとう!」







流星、遅いなぁ…
なにしてるんだろ
道に迷ってるとか?(笑)


“すみません、××ってどこか分かりますか??”

「えっと、××なら、この道をまっすぐ行って2つめの角を右に曲がれば見えると思いますよ!」

“ありがとうございます”

「いえ!お役に立ててよかったです!」



『遅なってごめん!』

「もう、ほんとに遅いよ〜。」

『ごめんごめん、でっかい荷物持った婆ちゃんおってさ、素通り出来ひんかってん』

「ふふ、流星らしいね、」

『なんやそれ、(笑)』





《お次の方、どうぞ〜》





ガヤガヤ…

「流星、どれにする?」

『俺は〜、これ!』

「じゃあ私はこれにするね、」



「そうだ、さっきね、知らない男の人に道聞かれたんだけど、めっちゃイケメンだったの!」

『へぇー、俺より?』

「んー、流星と同じくらいかな!すっごく優しそうな人で、でも流星よりは小さくて、私、あの人がタイプかも〜」

『うわ、俺を差し置いて。ほんま自分最低やなぁ、(笑)』

「そーゆーんじゃないよ!(笑)
ほら、そんな顔したらイケメンが台無しだよ〜」

《お待たせいたしました。××でございます》
「ん〜、美味しすぎてほっぺがとろけそう〜」

『ほんまに、めっちゃ美味しいな!
よかったわ、来れて。
付きおうてくれてありがとうな!』

「いいよ、流星の奢りだし。
また誘ってね?(笑)」

『俺の奢りで、やろ?(笑)』

「大正解」

『お前ってやつは。』
『帰ろか、もう真っ暗や。』

「そうだね、」

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