バイトを早上がりさしてもらって、〇〇といっつも遊んでた公園で話すことになった。
『ごめんな、あの日守れんくて。』
「ううん、助けに来てくれただけで嬉しかった。ボコボコだったけどね、笑」
『ほんまかっこ悪いわ、俺。』
「そんなことない。かっこいいよ、流星は。だって私、流星にたくさん助けてもらってたんだよ?」
『…え?』
「なんかわかんないけどイライラしてるときとか調子悪いなってときに流星と話すと、心が癒されるんだ。私にとって流星は大切な存在なんだよ?」
『〇〇…』
「流星は、かっこいい。私の王子様だよ!」
『あの、さ』
『あの日言いたかったこと、今ゆってもいい?』
「なに?」
『俺、ずっと〇〇が好きやった。
ガキの頃から一緒におって、隣におるのが当たり前みたいになってたけど、それは違うって思った。
こんな俺やけど、これからは絶対〇〇のこと守るから俺と付き合ってください!』
「…」
『…ごめん、やっぱきもいよな、守れんかったくせn』
「流星」
「私も、好き」
『…じゃあ!』
「でもね、流星とは付き合えない。」
『えっ…?』
「私ね、病気なんだ
治らないって言われちゃったよ」
『病気?』
「そう。
あと、、
3ヶ月しか生きれないって」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。