言い訳も前座も結構です。
そう言い切るひぐっちゃんは、悔しいけどイケメンです。
こちとら真剣に悩んどるンやぞ!?
女子会ならばヴィーナスも来てくれたり…しないか
何かな!?皆さん、私を助ける為じゃなくて虐める為に結集したんですか!?
ん…
鏡花たんは、迚も真っ直ぐに人の目を見る。
私も別に其れが不得意ッて訳じゃあ無いんだけど、何となく…後ろめたい気持ちになる。
あ、はは、そんな訳無いよ…?
だって、それは、私のアイデンティティで…
それをなくしたら、私じゃないわけで…
──────想い人。
──────殿方に。
──────貴女は判って居る筈です。
私の、好きな人───
私が、恋を、している人…
そんな人…
脳内に
声色が、香りが、掌が、────笑顔が、
映し出された。
私は────────
***
次回で、番外編も終了、
正真正銘完結したいと思います!
恋愛を中途半端にしてしまったので何とか終わらせようと番外編でズルしてました((((((((
長い間お世話になりました、
やっと終われます…!!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!