一足触発。
第二の救世主かと思いきや、
現場の空気は更に悪化しております。
糞ぅ、どうせなら
ちゃんとした人が来れば良かったのに…!
私が再度暴れると、
中原さんは面倒臭そうに「黙ってろ」と言った。
うん、何これ理不尽。
知り合いも何も、同じ社に務めてます。
……とは、只今記憶喪失という設定である
私の口からは言えない。
いや、もうバラしてもいいかな?
あぁああぁ、話が大きくなっていく…!
もう叫んでも良いだろうか。
だいたい、あの程度で記憶喪失になってたら、
今頃街はパニックだよ!?
案外信じてくれてるこの人は、
きっと良い人なんだろうなァ…
太宰さんッて私の名前知ってたんですね。
取り敢えず、設定は忠実に守ろう。
何か面白い気がしてきたし。
あははは←
気にしない、気にしない。
私の事で争わないで!
ッて言うヒロインの気持ちが解ったような気がする。
取り敢えず、嬉しくは無いかな、あはは。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。