太宰さん、敦くんと任務へ行った帰り道。
待って待って、逃げようとしないで…!
そう、戻るボタンは駄目です、絶対。
…
……
………よし。
私だっていきなりそんな事を言うほど変じゃ無い。
事の発端は、出社の道すがら。
見てしまったのだ。
天使を。
金髪をたなびかせたヴィーナスを!!
待って、待ちなさい、落ち着いて。
本当だから!嘘じゃ無いから!
ホームボタン押そうとするのやめよう!?
まったく…油断も隙も無いンだから…
……やばい、ふざけすぎた。
直角の謝罪をしてから、天使の事を話す。
太宰さんが踵を返す。
↓
それに習って敦くんも方向転換。
↓
二人をホールド。
ぎゃあぎゃあと騒ぐ私たちに、
と、誰かが通報したのかお巡りさん。
保護者、国木田さん召喚で、
_________私の残業は決定しました。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。