第22話

【22】
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2017/11/26 01:58
太宰さん、敦くんと任務へ行った帰り道。
あなた

どうしよう太宰さん、私、ロリコンになってしまったかもしれない。
ショタではなく。

太宰治
太宰治
うん、病院はもう少し先だよ?
あなた

そうだけどそうじゃない…!

待って待って、逃げようとしないで…!
そう、戻るボタンは駄目です、絶対。
……
………よし。
私だっていきなりそんな事を言うほど変じゃ無い。
事の発端は、出社の道すがら。

見てしまったのだ。
天使を。

金髪をたなびかせたヴィーナスを!!
待って、待ちなさい、落ち着いて。
本当だから!嘘じゃ無いから!
ホームボタン押そうとするのやめよう!?
まったく…油断も隙も無いンだから…
太宰治
太宰治
うん、私、君に置いてけぼりにされるの慣れたかもしれない。
あなた

きゃあ!プロポーズですか?
照れちゃいます!

太宰治
太宰治
うん?聞いてる?話
あなた

でも私、結婚するなら人間とがいいです。ごめんなさい!

太宰治
太宰治
ねぇ敦くん、私そろそろ怒っても佳いと思うのだけれど。
中島敦
中島敦
僕もそう思います。
……やばい、ふざけすぎた。
直角の謝罪をしてから、天使の事を話す。



太宰さんが踵を返す。



それに習って敦くんも方向転換。



二人をホールド。
あなた

聞けぇぇええぇえぇえええ!私の!!!話を!!!

中島敦
中島敦
い、嫌だ!!!!離して!!!
あなた

聞くまで離さねぇ!!

太宰治
太宰治
敦くん、異能を使おう!!
あなた

させるかぁぁあああ!ありったけの不幸ぶつけたらぁ!!

ぎゃあぎゃあと騒ぐ私たちに、
市警察
君達!何をしているンだ!!
と、誰かが通報したのかお巡りさん。


保護者、国木田さん召喚で、
_________私の残業は決定しました。

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