第12話

ヤンキー君のお泊まり⑧
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2017/09/24 14:41
冬獅郎
冬獅郎
いいよね?
小さな声でささやいたあと、冬獅郎はキスをした。
しかし、眠りが浅かったのか、獅子頭はすぐに目を覚ました。
獅子頭
獅子頭
...ん?んっ!?
冬獅郎
冬獅郎
!?

((えー起きたー))
起きた獅子頭を見て、冬獅郎は口をすぐに離した。
獅子頭は顔を真っ赤に染め、口に手を当てていた。
獅子頭
獅子頭
な、なんで、キスを!?
驚くだろが!///
少し声を荒らげて言った獅子頭を見て、冬獅郎はまたキスをした。
獅子頭
獅子頭
んっ、んん///

((舌がー!?))
冬獅郎
冬獅郎
ふっ...

((可愛い...1回すると、結構緊張なくなるもんだねww))
獅子頭は腕に力が入らず、抵抗できなかった。

そろそろ息が苦しくなってきたところで、冬獅郎はキスをやめた。
獅子頭
獅子頭
はぁ...はぁ...

((やば...頭真っ白))
獅子頭は頭がぼーっとしてた上に眠気に襲われ、意識がもうろうとしていた。
そんな様子を見て、冬獅郎は獅子頭の体を横に倒し、彼の頭をなでた。
冬獅郎
冬獅郎
...ごめん(ボソッ
冬獅郎はそれだけ言い、立ち上がって自分の部屋へ入っていった。
獅子頭
獅子頭
ま、待って...

((やべ、眠っちゃう...))
獅子頭は冬獅郎の服の端をつかもうと腕をのばした。
それでも、睡魔に負けて眠ってしまった。
獅子頭が起きた時には、もう外は薄暗くなっていた。
獅子頭
獅子頭
何時間寝てた...(ボソッ
冬獅郎
冬獅郎
寝たのが2時とかだったと思うから、多分4時間くらい
獅子頭
獅子頭
うわっ!
獅子頭は自分の後ろからした冬獅郎の声に、いつも以上に驚いた。
それに、目も合わせられなかった。
獅子頭
獅子頭
((やっべ...意識して目見れねぇ...))
冬獅郎
冬獅郎
...顔赤いね(ジー
風邪?
顔を見れない獅子頭に比べ、冬獅郎はずっと獅子頭を見ていた。
冬獅郎
冬獅郎
夜ご飯どうする?食べる?
獅子頭
獅子頭
お、おう...

((食ったら寝よ...))

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