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第2話

【シルクロード】一緒に笑お
1,057
2017/10/27 10:12

シルク
やべっ!こんな時間だ!
俺、メンバーのとこ戻んなきゃいけねぇんだわ。
一人にしちまうけど大丈夫か?
あなた

だ、大丈夫です!
ホントにごめんなさい!

シルク
気にすんなって!
オフ会楽しもうな!!


どうして、こんなに素敵な笑顔を見せてくれるんだろう。
好きだ。ホントに、シルクのことが。

…私はシルクが羽織ってくれたジャンバーの匂いを少し嗅いだ。
あなた

こんな匂いしてるんだ。

気持ちが落ち着く、優しい匂い。
――――――――――――――――――――*

オフ会が始まり、メンバーが到着した。

私の近くにいるのはシルク。
私と目があうと、クシャッとした笑顔でこちらを向く。
私は少し照れながら笑った。

あれ?それってシルクのじゃない?
いきなり、後ろから声かけられた。
その声は…モトキだった。
あなた

あ、あの、その…

借りたのバレたら、もしかしたら、シルクが怒られちゃうかもしれない…
そう思って、何も言えないで戸惑っていた。
モトキ
まぁ、話は後でシルクに聞くよ。
オフ会楽しもうね!
優しい対応をしてくれた、モトキ。
天使だね。ほんとに。
…でも、後でシルクはなんて話すのかな…
借りただけだし、大丈夫だよね…?
シルクは私のことなんて、リスナーの1人としてしか見てないし…
------------------*

しばらく経ってから、シルクが私の隣にきた。

シルク
よっ!楽しんでるか?
あなた

はい!とても楽しいです!

シルク
良かった。寒くねーか?
あなた

お陰様で寒くないです。ホントにありがとうございます!

自分が寒いはずなのに、私のことを心配してくれるシルク。
ますます好きになってしまう。

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