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2018/01/16

第22話

好き
あなた

同じ、目・・・?

鈴
うん。助けてって言ってる目
確かに、今は誰かに助けてほしいと思う。
この孤独になった世界から。味方のいない、不利な状況から。
もう、誰かではないか──鈴に、助けてほしいんだ。
あなた

お見通しだね、いっつも

いつも鈴だけ、私のことわかってる。その反面、私は鈴のことを何も知らない・・・。
鈴
見てればわかるよ。少しの変化も、誰よりも早く見つけれる
あなた

断言出来ちゃうのがすごいよ・・・

この短期間で、鈴のことをやっと好きになった気がする。
前までは嫌だったのに、今はそばにいてほしいくらいだ。色々とありすぎたのも、あると思うんだけど。
鈴
あなたちゃん?
鈴が黙っている私の顔をのぞいてきた。整った顔が、私と同じ高さにまで下りてきた。

もぅいっそ、認めてしまおうか。
素直になっても、いいのだろうか。
わがままが今許されるなら、神様──私は鈴が好きです。
あなた

ねぇ、鈴

鈴
ん、何?
下に向けてた視線を上げて、鈴の顔を見た。
いつもへらへら笑っているイケメンは、今は目を丸くして、不思議そうに私を見ていた。
あなた

好き、鈴のこと

初めて口に出して、心がなんかすっきりした。もやもやが消えて、気持ちのいい風が吹くようだった。
鈴
え・・・好きって、言った?空耳?聞き間違い??
いつも好き好き言ってくるのに、なぜコイツは驚いているのだろうか・・・。でも、今は可愛いなんて思ってしまう。
あなた

言ったよ

しっかり鈴の目を見て、笑って言った。
恥ずかしさで、顔が赤くなるような感じにはならなかった。ただ、すっきりした感覚だ。
はっきりと告白された鈴は、少しの間、口を開けて何も言わなかった。
あなた

ほら早く学校戻りな。私はもう家入るから

鈴
え!?ちょ、あなたちゃんも学校!
あなた

だから、今から準備してくるの

私はドアを閉め、部屋に行き制服に着替えた。バッグを整理し、階段をおりながらお母さんに連絡をした。
お母さん(スマホ)
学校行くの?体調は平気なの?
心配性なお母さんにはずっと聞いてきたけど、私はとりあえず説得し、学校へ急いだ。

教室に入り席に着くと、丁度授業開始のチャイムが鳴った。目の前にいる親友は、振り返りもしないで、俺の足を蹴った。
先生
それでは、前回の続きから始めます。田中、3行目全部読んで
廊下側の席にいる田中が音読し始め、俺は誠に声をかけた。
鈴
俺いなくなって、なんかあった?
声では応えなかったけど、そのかわり、紙きれがわたされた。
『あった?じゃねぇわボケ!いない理由誤魔化すの大変だったんだそ!?』
背中しか見えないけど、ちょっと力んでる感じが、怒ってるのを伝えてきた。ごめんなさい・・・。