第6話

SCP-106
256
2021/06/11 22:44
レコ
レコ
SCP-106
通称「オールドマン」
ハナ
ハナ
老年の男性に似た姿の謎の存在。
とにかく危険極まりない凶悪なオブジェクトの一体で、24時間体制で監視されているものの度々収容違反を起こしては財団に多大な被害をもたらす。
レコ
レコ
しかも再収容の手段こそ確立されてはいるものの、必ず人的被害を被る
(言い方を変えれば「生贄」が必要)
という質の悪い存在。
しかしその危険性故に決して外部へ脱走させるわけにはいかず、常に財団の頭を悩ませている。
特別収容プロトコルも幾度となく改定されているが、脱走の懸念は未だに拭い切れていない。
ハナ
ハナ
人型ではあるが全身が腐敗しており、黒い粘液に覆われているため、遠目から見ても普通の人間ではない事は容易に判別できる。
レコ
レコ
触れるもの全てを急激に腐食させる性質を持っており、
物品は勿論の事、生き物の場合は生きながらにして全身を腐食させられてしまい、
触れられた時点で生存はまず絶望的となる。
ハナ
ハナ
全身が腐食しても即座に死ぬわけではないのが余計に恐ろしい。
レコ
レコ
更には
「ポケットディメンション」
と呼ばれる異空間を生み出し、その空間内を通り抜ける事でどんな場所にでも侵入する事が可能。
ハナ
ハナ
移動自体は遅いので単純に逃げるだけなら容易に見えるが、このポケットディメンションによる移動があるために実際に目を付けられると簡単には振り切れない。
ポケットディメンションを通じて侵入された場所には腐食性の粘液の跡が残されるが、この粘液に触れるだけでも危険なので要注意。
ちなみに高低差のある場所へ逃げ込もうとどんな壁でも登ってくるし、延々と吊り下がったままでいても平気。
レコ
レコ
急に強い光を浴びせられると即座にポケットディメンションに逃げ込んでいったという報告もあり、
「光」も弱点の一つと考えられている。
ハナ
ハナ
「ポケットディメンション」の中がどうなっているのか気になります!
レコ
レコ
後は光が苦手ってこともポイントだね!
ハナ
ハナ
襲われた時のために懐中電灯持っていこうかな((ボソッ…

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