第7話

第六話 貴澄事変
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2022/07/23 14:01
神八万莉じんぱちばんり
はぁ〜〜〜。昨日のあれはなんだったんでしょうか。
御子芝零鵺みこしばれいや
まぁ色々とあるのだろう。
昨日のことを思い出しながら放課後教室に四人で残り話をしていた。
白澤叶はくたくかなえ
二人はどこ行ったんだよ〜。昨日のこと相談しようと思ったのに。
柊白兎ひいらぎはくと
ようは委員会で、貴澄きすみは用事だかだってさぁー。貴澄きすみは仕方ないとして、ようはもうすぐ戻ってくるんじゃない?
みんなが黙り込んだその時、零鵺れいやが静寂を切った。
御子芝零鵺みこしばれいや
はぁぁぁあぁぁあーーー⁉︎
っんだよあれはよーーーーーーー💢
柊白兎ひいらぎはくと
零鵺れいやうるさい。何?
御子芝零鵺みこしばれいや
うるさいじゃぁねぇよぉ!!!
あれを見てもまだ同じことが言えるか?
零鵺れいやが怒りながら窓の外を指差した。
柊白兎ひいらぎはくと
もぉ〜なんなの 
ってえぇぇぇえぇぇえぇぇ!!!!!
零鵺れいやに言われるがまま窓の外を見た白兎はくとは普段の彼とは全く違う反応をした。
それが物珍しかったのか後の二人も窓の外を覗いてみたが、案の定同じ反応だった。
白澤叶はくたくかなえ
えぇ〜…どういうこと〜?
神八万莉じんぱちばんり
おぉ…驚きましたねこれは、、、、、














四人が見たものとは…………。
帰宅途中のつぼみだった。あたりまえだがそれだけではなくつぼみの隣にいる人が原因であった。



その人とは……十四宮貴澄あいみやきすみだったのだから。
御子芝零鵺みこしばれいや
きーすーみぃー?
なんでテメェがそこにいるんだぁぁ?
柊白兎ひいらぎはくと
あいつ、「みんなの手伝いする!」とか言ってたのに………
白澤叶はくたくかなえ
いや、会長は多分会長だけど、貴澄きすみは人違いってことはない?
神八万莉じんぱちばんり
この学校で貴澄きすみ意外にあんなピンク髪いますか?
白澤叶はくたくかなえ
いないです……。
などと話してるうちにつぼみと、貴澄きすみは行ってしまった。
御子芝零鵺みこしばれいや
あぁ、、、、、見えなくなっちまった。
神八万莉じんぱちばんり
よしっ追いかけますよ。
万莉ばんりに続き教室を飛び出て、四人揃って廊下を走っていた。
柊白兎ひいらぎはくと
イタッ⁉︎
と、白兎はくとが何かにぶつかった。
朝霧葉あさぎりよう
悪い。お前ら何急いでんだ?
白兎はくとにぶつかられたようがいつものように不機嫌そうにきいた。
御子芝零鵺みこしばれいや
それがさぁ、貴澄きすみが生徒会長と一緒に帰ってたのを目撃したんだ!
ようは表情ひとつ変えずに言った。
朝霧葉あさぎりよう
じゃあ貴澄きすみの家に行ってみて、話聞きに行くか?
白澤叶はくたくかなえ
いいのか?
朝霧葉あさぎりよう
あぁ。あいつの家ほぼ人いないし、俺も無断でよく行ってる。ただ少し遠いぞ?








ように案内してもらいながら五人で貴澄きすみの家に向かう。その途中、万莉ばんりは気になっていたことを聞くことにした。
神八万莉じんぱちばんり
あの?気分を害したら申し訳ないんですが、ようは初めて僕らと会った時なぜ睨んできたのですか?
怖い思い出を思い出し、背筋が凍った三人をよそにようが言った。
朝霧葉あさぎりよう
、、、、、なんのことかわからないな。
でも俺そういうのは結構あるっぽいんだよな。
怖がらせたのならすまない。
目線を合わせず話すようを見て四人は顔を合わせる。
神八万莉じんぱちばんり
(.......デレました?)
御子芝零鵺みこしばれいや
(デレたな。)
顔を見合わせながら笑う四人を置いて早足でよう貴澄きすみの家に向かう。











朝霧葉あさぎりよう
ほら、ついたぞ。
神八万莉じんぱちばんり
はぁはぁやっと着きましたか、、、
御子芝零鵺みこしばれいや
疲れすぎだろw
貴澄きすみの家の前で疲れて動けなくなった万莉ばんりを待っていたら、扉が開き満面の笑みで貴澄きすみが出てきた。
十四宮貴澄あいみやきすみ
みんな遊びに来てくれたの!
・・・・・・。一瞬時が止まったように静かになった。
その後零鵺れいやが口を開いた。
御子芝零鵺みこしばれいや
、、、、、うぉら貴澄きすみぃぃぃ
カチコミじゃぁぁぁあ
十四宮貴澄あいみやきすみ
え、え,何何どういうこと?
貴澄きすみが動揺しているうちに乱暴に家に押しかけリビングのソファを占拠した。
十四宮貴澄あいみやきすみ
え、ようどういうこと?
朝霧葉あさぎりよう
知らない。なんかお前に聞きたいことがあるんだと。
御子芝零鵺みこしばれいや
おい、貴澄きすみちょっと来い。
十四宮貴澄あいみやきすみ
えぇ〜なんなのぉ〜?
神八万莉じんぱちばんり
貴澄きすみあなた今日誰と帰ってましたか?
ソファに寝転びながら聞く
十四宮貴澄あいみやきすみ
あぁ、つぼみちゃんのこと?
つぼみちゃんという衝撃の言葉に全員が固まる。
御子芝零鵺みこしばれいや
ちょ、ちょっとお前なぁ。
零鵺れいやが切れた様子で言うと貴澄きすみが涙目になりながら
十四宮貴澄あいみやきすみ
いやだぁー殴んないでぇ〜(´;Д;`)
と言いながら近くにあった額縁に入った写真でガードする。
また時間が止まったように静かになり、次は万莉ばんりが口を開いた。
神八万莉じんぱちばんり
え、貴澄きすみその写真って、、、、、
ごん
第六話!今回は驚きの内容でしたね!貴澄きすみはなんとなく主の推しなので描いていて楽しかったです。
次の第七話も見ていただけると嬉しいです。
応援よろしくお願いします!

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