私も体育館に入ると、式がもう少しで始まるからなのか沢山の人が既に座っていた。
1年生はどうやら好きな所に座っていいらしく私は空いてる席に座った。
司会の教師のアナウンスが入ったので、私はスマホの電源を切った。
顔をあげてみるとさっきあった凛斗さんがいた。
私は移動の意味がわからなかったけど、多分式が終わったあとの教室移動の事だろうと思った。
どうやら時間となったようで入学式が始まった。
式が進むにつれて私は眠くなってしまった。
だってずっと来賓とかの言葉で長くて同じような言葉ばかりなんだもん。
新入生代表の言葉で返信をして立ったのは隣に座ってた凛斗さんだった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!