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第1話

白石みさき
264
2017/09/23 04:59
今日も、音が聞こえる。風が音を運んでくれる。
きっと、先輩しかいないだろう。こんな素晴らしい音を運んでくれるのは。



高1の私は、吹奏楽部に所属していてサックスを吹いている。サックスの先輩達は、とても上手でアンコンでは全国金賞という結果を残したぐらいだ。
そんな中で、1目置かれる存在の翔也先輩が、私の指導係として決定した。
あなた

翔也先輩ってめっちゃかっこいいよね!!

みさき
みさき
う、、うん。かっこいいってのは…先輩としてだけど…
あなた

なに?どうした?動揺してんのみさきー??

みさき
みさき
そ、そんなわけないじゃん!やめてよぉー
あなた

ごめん、ごめん。まー同じパートだからチャンスあるかもね〜

みさき
みさき
ちょ、ちょっと待ってよー!
行ってしまった…
翔也先輩は先輩としてかっこいいと思ってるだけだ。そんな恋愛対象としてみてない…
そう自分に言い聞かせた。

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