無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

第4話

過去。
65
2017/09/24 13:03
─10年前
あなた

とうくんとうくん!
今日ね〜先生にね!あなたちゃんは絵が上手だねって褒められたの!

南柊也
良かったね!
とうくんも早く保育園行きたいな〜
家の真向かいに住んでいる同い年のとうくん。
お母さん同士が高校の時の親友でみんな仲が良く、ほぼ毎日とうくんと一緒に遊んでいた。
とうくんは、私がとうくんって呼ぶから自分の事とうくんって言ってた。
それは、とうくんが風邪を引いて休んだ日。
私はとうくんに色んな話をしていた。
あなた

それでね〜今日はうさぎ組さんで、海に行ったの〜!
凄くキラキラしててね、貝がらもたくさん拾ったの!

南柊也
そうなんだ〜!
とうくんも海行きたかったなぁ〜
あなた

また今度一緒に行こうね!
それでね、こんなものみつけたの!!
先生に内緒で持って帰って来ちゃった!

それは、透明の小瓶に入った「♡」マークのはんこ。
貝がらの下に被さってて、見つけた時運命感じたんだ(笑)
あなた

とうくんのお熱が治るように、
指にはんこ押してあげる!!

そういって、私はとうくんの左手の薬指にはんこを押した。
その頃は分かんなかったけど、
はんこを押すためのインクがなかったのに
なぜか綺麗にとうくんの指に♡がついた。
南柊也
ありがとう〜!
じゃあ、あなたちゃんも風邪ひかないように同じところに押してあげる!!
そう言って私の薬指にもとうくんははんこを押した。
お揃いだね〜可愛いね〜って。

でもその頃にひとつだけ記憶がない部分がある。


「なぜ左手の薬指にはんこを押したのか。」


その頃なんの知識もない私がなぜそこに押したのか。
それは今も分からないままで…
─現在
あなた

…南くんってとうくんだったの??

そういえば保育園の時は、お母さんが言っていたとうくんだと思ってた。
本名なんて知らなかった気がする。
それで小学校に入る前に引越ししちゃって…

去年転校して来てから全然気づかなかったのは
あまりにも容姿端麗すぎたから。
あの頃のとうくん…南くんは凄く可愛くてふわふわしてた。
まさか、とうくんが南くんだったなんて…!!
南柊也
やっと思い出してくれたの?あなた。
あなた

だってそのハートマーク、私がつけたもん!
それで、この私の薬指のは南くんが…

南柊也
そうだよ。
ってゆうかなんで薬指に♡マークつけたか覚えてる??
あなた

分かんない…

南柊也
俺が薬指につけようって提案したじゃん?
実は、あなたは俺の初恋だったから離れたくなくてそこにしたんだ
そうすると、南くんが10年前の薬指の事を話し始めた…