前の話
一覧へ
次の話

第5話

お弁当
35
2018/01/16 14:06
雪歌
雪歌
ったく、あのクソジジイ!50分間、雑巾掛けはきついでしょーが!イタタ…
あなた

アハハ…また懲りずにジジイって言って。
今度は一日中やらされるかもよ?

あの後、雪歌はツッチーに怒られて、理科室前の廊下を授業が終わるまでずっと雑巾掛けさせられていた。
まあ、本人が本人の悪口聞いちゃったらね…しょーがない。
雪歌
雪歌
おっ!卵焼きいただきー!
あなた

あっ!ちょっ…たくー

今はお弁当の時間。教室中が騒がしい。
雪歌に卵焼きを取られてしまった…この借りは大きいぞ。
雪歌
雪歌
まあまあいいじゃないのーあ、そういえばさ
あなた

ん?なに

雪歌
雪歌
明日、卒業式で明後日、終業式じゃん?春休み入るけどまた春輝とどっか行くの?
あなた

春輝とっていうか、私の家族と春輝の家族とでね。
多分、どっか行くんじゃないかなーゆっくりできる長期休暇って
もう春休みくらいだろうし。

そうだ。来年は受験生になるのだ。
部活だって夏に向けて厳しくなるだろうし、勉強だって力を入れなくちゃいけない。
…今、ものすごく真面目なこと言った気がする。
雪歌
雪歌
んー確かに。あなたはバドミントン部のエースですもんな。
頑張りたまえ。
あなた

雪歌もね。帰宅部だからって遊んでない勉強するんだよ!

雪歌
雪歌
はいはーい
あなた

テキトーだなぁ

雪歌
雪歌
それが私だからさ。んで、春輝たちとどこ行くの?
あなた

んーそれはまだ決めてないけど…どーせハイキングとかそんな感じでしょ

雪歌
雪歌
平和でいいじゃん、たのしんで
あなた

うん、そうする

今から春休みが楽しみになって来た。
今年はどこへ行くのかな。毎年の恒例みたいになって来たが飽きることはない。


あぁ、とても楽しみだ。

プリ小説オーディオドラマ