プリ小説

第4話

好きな人?
「でも、いつ知り合ったの?」


東中と南中じゃ、習い事とか無い限り関わりはないはずなのに…。


「いつ、って言われてもなぁ、まぁ、中学の入学式かなぁ?

中学が一緒でね〜っ」


ん?


「え、七海、南中でしょ?

悠貴は東中だったよ?」


「へ?」


「「「…。」」」


三人の間に訪れる沈黙。


えーっと、ちょっと待って、私はとんでもない思い違いをしてるのかもしれない。


「あのさ、ユウキくんの名字って何?」


「え、ユウキが名字だよ?」


「「え?」」


ユウキが名字??


隣の三空もポカーンとした顔をしている。


「結城直(ゆうき なお)っていうの。

あー、なるほどね、名前がユウキだと思ってたんだ!」


謎が解消。


「そーだよぉ、普通ユウキっていったら名前の方でしょー」


「まぁ、確かにイントネーションがおかしいなぁとは思ったけど…。」


そういえばさっきの自己紹介で結城くんってヒトいたかも…。


「へぇ、中学が一緒かぁ…。

なんか良いよね!

中学から付き合って結婚までしちゃったりして…」


「結婚って!

あなた気が早いって!」


でもそう言いながらもちょっと顔を赤くする七海。


可愛いなぁ…。


「デートとか、もうしたり?」


「そうだねぇ、春休みに友達も一緒にディズニーランドでトリプルデートしたかなぁ…」


「え、それいいな!!」


ディズニーランドでデートとか…憧れるっ!


「あとはどんなところ行ったのっ??」


私は興味津々で七海の話に食いつく。


「えー、あとー?」


「あなた、これ以上聞くと私たちが悲しくなっちゃうよ…」


三空が肩をすくめる。


そっかぁ…。


「いいなぁ彼氏っ!

私も欲しい〜…」


三空が呟く。


「だからまずは瀧くんと話なって!」


「えぇ〜っ無理だよぉ〜」


「だって彼氏欲しいんでしょー?

アタックしてかないと!」


ぐっと親指を立ててみせる七海。


「えぇー、私は告白されるのを待つ派なのっ」


「んー、瀧くんもそういう感じだったらもし両想いでも付き合えないかもしれないよぉ?」


七海が眉をひそめる。


俗に言う、両片思いってやつだね。


「それもやだっ!」


少し涙目になる三空。


…それほど本気なんだなぁ…。


「もぉー泣かないのーっ」


私と七海で三空をなだめて頭を撫でる。


「てか、あなたは?」


「えっ」


急に私の名前を呼ばれて驚く。


「だから、好きな人とかいないの?」


スキナヒト?


「えーっとぉ…」


好きな人…すきな、ひと?


んんんんんー…


「…そんな考えるー?

眉間にシワよってるよっ!」


七海が笑う。


「今は好きな人いない感じ?」


今は…


今は?


「んー…今は、と言うより、ずっといない…かも。」


「「えぇーっ!!!」」


七海と三空が目を丸くして驚く。


「うそっ、初恋まだなの!?」


「うーん…恋って、何?」

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*ゆうう*
入賞者バッジ
*ゆうう*
⏬OPEN⏬ おはようございます☀︎、こんにちは😁、こんばんは🌛 *ゆうう*といいます😌😌 よろしくお願いします😊🙇 そんなに上手くもないですが、たくさんの方に読んでいただけたら嬉しいです(*´v`) 🌟とか♥とか沢山ついてると喜びます🙌🙌🙌 いっぱいありがとうございます🙇💕 たくさんの🌟や♥が、作者のやる気に繋がります💪💪 リクエスト、受け付けております🎶 コメントいただければ、番外編(主人公以外の目線)も書きます🎶 「第○話 ○○side」とコメントください☺︎︎ ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ 第1回プリコン:『隣のキミが大好きだよ』 グランプリありがとうございます💕 第2回プリコン:『「ねぇ、好きって言って?」』 入賞ありがとうございます💕 第4回プリコン:『やっと逢えたね』 いいね賞ありがとうございます💕 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ⏫CLOSE⏫