プリ小説

第9話

まさか…!?
「おはよー…

あれっ、あなた早いじゃんっ」


教室で一人、スマホをいじっていると七海が登校してきた。


「おはよー七海。

今日悠貴が風邪ひいて休みだからさ〜」


「なるほど、起こす手間が省けて早く家を出れたってわけね。」


七海は廊下側の一番後ろの机にカバンを置く。


一昨日席替えをして、七海とも三空とも席が離れた。


…虹太くんとも。


「ねぇっ、昨日どーだったのよっ!」


そう言いながら七海は一番前の私の席の隣に座る。


「昨日?」


「もー、とぼけないでっ!

虹太くんとデートしたんでしょー?」


「あぁ、あれね。

てか、デートじゃないしっ!」


昨日は吹部が休みだったから放課後二人で買い物に行った。


「えー?」


「虹太くんのお母さんの誕生日プレゼント、一緒に選んであげただけだよ〜」


昨日は虹太くんのお母さんの誕生日だったらしく、プレゼント選びに付き合ってって頼まれた。


「そーなの?

でもさぁ…」


でも?


大げさに溜める七海。


「ちょっとー、早く言ってよ、気になるじゃんっ!」


「だからさぁ、…もしかして虹太くん、あなたに気があるんじゃない…?」


ドキッ。


「えっ!?」


「だってさぁ…普通なんとも思ってない女子と、二人で買い物行くかな?」


んー…


「さぁ?

行くんじゃない?」


「だってだってだよ、男子と女子2人で歩いてるってことは付き合ってるって誤解されてもおかしくないよ?」


た、確かに…。


「い、いやぁ、考えすぎだよ〜。

虹太くんと私は同じ部活なわけで、たまたま休みだったからってことじゃないの…かな?」


だって…そう考えないと…。


「でもこのクラスにあなた以外にも吹部の人はいるし…虹太くんと同じパートの人だっているでしょー?」


「み、みんな都合が悪かったのかもよ?」


「いーや、それは無いね。

ほなみん、「放課後めっちゃヒマー」って昨日言ってたもん。」


ほなみん、本名は辻原穂菜美(つじはら ほなみ)。


私と同じ吹部でパーカッションをやってる。


「え、え、」


…そんなこと言われたら…私勘違いしちゃうよーっ。


「ほらほら、あなたもそんな気してきたでしょーっ?

やっぱ虹太くんはあなたのこと好きなんだよー…」


かぁぁっと顔が熱くなるのがわかる。


本人に言われたわけじゃないのに、なんか、照れる。


「おはよーっ」


そう言って教室に入ってきたのはなんと虹太くんだった。


え、今の話聞かれてないよね!?


「お、おはよぉー。」


なんか、意識しすぎて話すのすら緊張する。


…あれ?


「ウワサの虹太くんおはよーっ」


ちょ!!


「ん?ウワサの?

なに、2人でオレの話でもしてたー?」


そう言いながら笑う虹太くん。


…あれ?


なんか、違和感?





「なぁあなた」


部活終わりに虹太くんに話かけられた。


「んー?」


「今日悠貴休んだよね?

オレ悠貴の分のプリント預かってんだけど…」


そっか、虹太くんと悠貴は隣の席だもんね。


「あ、私もらっとくよっ!

家隣だし…。」


私が両手を差し出すと、その事なんだけど、と言って私を止めた。


「オレも一緒に行っていい?」

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*ゆうう*
入賞者バッジ
*ゆうう*
⏬OPEN⏬ おはようございます☀︎、こんにちは😁、こんばんは🌛 *ゆうう*といいます😌😌 よろしくお願いします😊🙇 そんなに上手くもないですが、たくさんの方に読んでいただけたら嬉しいです(*´v`) 🌟とか♥とか沢山ついてると喜びます🙌🙌🙌 いっぱいありがとうございます🙇💕 たくさんの🌟や♥が、作者のやる気に繋がります💪💪 リクエスト、受け付けております🎶 コメントいただければ、番外編(主人公以外の目線)も書きます🎶 「第○話 ○○side」とコメントください☺︎︎ ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ 第1回プリコン:『隣のキミが大好きだよ』 グランプリありがとうございます💕 第2回プリコン:『「ねぇ、好きって言って?」』 入賞ありがとうございます💕 第4回プリコン:『やっと逢えたね』 いいね賞ありがとうございます💕 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ⏫CLOSE⏫