プリ小説

第13話

意識
「おはよっ!

に、こ、虹太くんっ!」


「ぶはっ」

虹太くん=にじ、ということが判明した翌日の朝、教室にいたにじに挨拶すると盛大に笑われた。


「なによー!

虹太くんって呼べって言ったのにじなんだからねっ!」


都合の良いことに、この教室には私とにじ、悠貴以外誰も来ていない。


「ごめんごめん、だってド定番じゃん、“に、こ、虹太くん”って」


「もーうるさいーっ!」


虹太くんがにじと分かって、なんか意識しちゃう自分がいる。


これはもしや、私、本気で恋しだしたか!?


「ふぁぁぁ…」


そんな空気をぶち壊すかのように、悠貴が大きなあくびをする。


イラッ。


「つか、なんでこんな早く学校来なきゃいけねぇの…

まだ7時半じゃん…」


「いーじゃん、3人で話せるのこの時間くらいしかないんだから!

駅は私たちの家から逆方面なんだし、悠貴は部活違うから話せないし…。」


それに、悠貴の寝坊のせいで遅刻しそうになることもないし!


「話すことあるかぁ?

めっちゃ眠い。」


そう言って悠貴は机に突っ伏した。


「もー…。」


「まぁまぁ、悠貴もサッカー部だから疲れるんだよ、寝かしてやっとけっ」


んま、そーか。


「でもさー、なんでこの学校に来ようと思ったの?

前に言ってた吹部の事だけ?

やっぱり、こっちの環境が好きだったんじゃない?」


「んー、あなたがいたから、かな。」


ドキッ…。


えーっとぉ…。


「な、なんで私がこの学校って知ってたの?」


「あなたと悠貴が話してるとこ聞いたんだよ。

高校見学の時に。

一応、ここも見とこうと思って来たんだ。

そしたらたまたま2人を見つけて…お互いに“あなた”“悠貴”って呼びあってるから、きっとそうなんだろーなぁと。

昔の二人と話してる感じも顔も少し似てたし。

そこで、二人が絶対ここに入るって言ってるのが聞こえて、賭けてみた。」


そうだったんだ…。


高校見学のときなんか、ほかの人はみんな敵って考えてたから気にしなかった。


でも、その中の一人に、にじがいたんだね。


「じゃあこの学校にしてよかったっ!

私、学力的にちょっと厳しいって言われてて、ほかの学校にしようか迷ってたんだけど、頑張ったんだよ。」


「へぇ、じゃあ、ここでまた会えたのはそのあなたの努力のおかげだな!」


ニッと歯を見せて笑うにじに少しドキッとする。


やっぱ私、にじのこと…?

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*ゆうう*
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