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第14話

“ドキッ”と“チクッ”
私たちは毎日、朝早く登校することにした。


そして毎日、私はにじのことが好きなのかなって考えてる。


なんか意識しちゃうと余計そう思えてくるなー…。


「あ、あなた、髪の毛に草…?」


また今日も教室に3人、そしてにじが私を見て言った。


あ、今朝自転車できた時風強かったからかな…?


私は左側を触ってみる。


「違う違う、こっち。」


にじが私の髪の毛に触れる。


「…っ」


なんか、恋人っぽくない!?


そう思ったら急に恥ずかしくなってにじと少し距離を取ろうとする。


ーガタッ


机にぶつかり、バランスを崩す。


ヤバいっ、倒れる!


「っ…危ねぇ…。」


にじが私の腕を引っ張り、抱き寄せてくれた。


ん?


…抱き寄せてくれた?


待って待って!!


冷静になってみると、私は今にじの腕の中。


「…ごめ、つい…」


ばっと体が離れる。


ドキドキドキドキ…


胸の鼓動が早くなる。


だ、男子とハグなんて、幼稚園児以来…。


顔が熱くなってくるのがわかる。


「いや、あ、ありがとう…」


にじの方を見ると、にじも…顔が赤い。


照れてる?


にじは私のこと女の子って見てくれてるのかな?


「…ごめん、腕強く引っ張りすぎたかも。」


「あ、ううん、大丈夫だよっ…」


なんか、にじが動揺してるのが少し伝わってくる。


私の緊張も、分かっちゃってるかな?


「「…。」」


ふたりの間に訪れる沈黙。


なにか…喋んなきゃ。


そう思ってた時、沈黙を破ったのは悠貴だった。


「なに、毎日イチャつきに早く学校来てんの?」


その言葉に半分ドキッと、半分チクッとした。


「別に…そんなんじゃ…」


「おーはよぉーっ!」


私が反論しようとすると、元気のいい声が遮った。


ガラガラッと勢いよくドアを開けて入ってきたのは七海。


「…。」


「…あれ?

私入ってくるタイミング間違えた!?」


私たち3人がそれぞれに不満げなバツの悪そうな顔をしているのを見て、七海が焦っている。


「ううん、大丈夫。

ね、ちょっと付いて来て…。」


私はちょっとズルい。


この空気が嫌で、逃げた。


七海を連れて、トイレに行く。





「へー…なるほどね。

それであんなにみんな気まずそうだったんだ。」


私は七海に今のことを話した。


にじが転びそうな私を助けてくれたこと、結果的にそれがハグになっちゃったこと、悠貴にイチャついてるって思われたこと…。


「…んで、結局あなたは誰が好きなの?」


「えっ…」


急な質問に驚く。


「…虹太くん、なのかなぁとは、思う。」


誰が好きっていまいちピンと来ない。


でもどうにかして一人絞り出すなら、にじだと思う。


ていうか、他に誰がいるんだ、私がトクベツな男の子って思える男子は。


「…そっか、じゃあ、もう朝悠貴くんを起こすのやめなよ。」


「え!」


な、七海の言うこと今日急すぎない!?


「だって、好きなのは虹太くんなんだから、ほかの人のことは気にしなくていいんじゃないのかなぁ?」


まぁ、そうなんだけど…幼なじみだし…。


「で、でも…悠貴には今までそうしてきたから…いきなり起こさなくなるなんて…。」


それに、私が起こさなくて悠貴は遅刻せずにいられるんだろうか…。


「悠貴くん、子供じゃあるまいし、一人で起きれるって。

人のこと気にしてる余裕は無いでしょ!

自分の恋に専念しなよ。」


ごもっともだけどひとつ違うよっ?


「いやいや、悠貴、超子供だよ!

うるさいし、言うことバカだし、すぐ調子乗るし、ちょっとなんか言っただけでもムキになるし、女子に容赦ないし…あと」


「いやもういいから…」


かぶせ気味に七海が言う。


「あ、分かった。」


「なにが?」


いきなりハッとした顔をする七海。


「いや、こっちの話。

気にしないで。」





…なんなんだろ。

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