第21話

突然の告白
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2017/10/07 09:35
「ふふ〜んふ〜んっ

ただいまーっ」


鼻歌を歌いながらリビングにいるお母さんに声をかける。


「おかえり。

なに、上機嫌じゃない?」


えへへ。


「だって今日ウチのサッカー部勝ったんだよ!

しかも、悠貴がゴール決めたのーっ」


まるで私がプレイヤーだったみたいに嬉しくて、テンションが上がる。


「へぇー、1年生なのに、すごいねゆーちゃんは。」


お母さんは悠貴の事をゆーちゃんって呼ぶ。


もう高校生なのに、まだその呼び方?って感じだけど。


「あ、あなた、ちょっと洗濯機回しといて。」


「はいはーいっ。」


お母さんに言われたとおり、洗濯機を回して部屋に戻る。


ベッドにダイブするとどっと疲れが押し寄せてきた。


「はぁ…」


応援するだけでも疲れた…。


寝返りを打とうとすると、硬いものが腰骨にあたる。


ん?


あ、ズボンのポケットに入れっぱなしにしてたスマホか。


そーいえば、今日全然いじってないや…。


画面を開くと、LINEの通知がたくさん。


うげっ、クラスLINEが何やら盛り上がってて通知が50…。


なんの話…?


トークをタップすると、なにやら文化祭の買い出しの計画のよう。


文化祭は7月の第1週目だから、あと2週間。


私たちのクラスは男女逆転喫茶。


何でこんなのにしたんだか…。


まぁ、私は料理担当だから男装はしないけど…。


にじも悠貴も女装して接客係。


1回目の買い出しで買ってきたカツラを付けたら可愛かった、2人とも。


「ふっ…」


思い出して笑っちゃう。


今回の買い出しは、装飾品か。


あ、三空も七海も行くんだ〜…。


じゃあ私も行こっかな…。


『行ける』という方に投票する。


さて、ほかの人にも返信しないと…。


一番上に三空が表示されたのでそこを押す。


『今日楽しかったね😄

悠貴くんかっこよかった😆』


はは、悠貴に言ったら喜ぶぞ〜。


『だね!

明日も行く!?』


私が送信するとすぐに既読が付いた。


毎回早いなぁ…。


『行きたい!

悠貴くんのシュート、もう1回見たい😆』


そんなに!?


もう悠貴のファンじゃんっ。


『じゃあ行こっか〜!

七海は部活あるって言ってたし…2人で?』


『そうだね〜👍

あ、あと…』


あと?


『???????????????????』


私は送られてきた文字に、なぜか凍りついてしまった。





『悠貴くんのこと好きになっちゃったかも😳』

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