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第2話

❅ 隣同士 ❅
凛佳
蓮〜ちゃんと歩いて、転ぶよ
朝の登校中私は内心ハラハラしていた

その理由は半目状態で隣を歩いている幼なじみ

低血圧の幼なじみ蓮はいつも朝はこの状態
んー。
凛佳おぶって…
そう言って私の頭に自分の顎を載せた

蓮の全体重が私の体に来た
凛佳
おーもーいー
自分で歩いてー!
引っペ返して立たせるとまた眠たさでグラグラしだす幼なじみ

あ、危なっかしい…

すると蓮は何か思いついたのか「あ。」と言うと親指と人差し指で私の制服の裾を摘んだ
掴まっとけば俺目瞑ってても学校着くじゃん
凛佳
いや馬鹿なの…
高2になってそれは私が恥ずかしい
何でドヤ顔で言えるのか謎すぎる

私の幼なじみは馬鹿なのかもしれない
いや、知ってたけど…

蓮は図体だけ大きくなって中身は全然変わらない

小学生の頃もこうやって私と一緒じゃないと登校出来ない
私が1人で行こうとするものなら蓮はその日溝に片足突っ込んだり手足あちこちケガをして登校して来る

流石に蓮のお母さんも駄目だと思って怒っては居たが効果はない

もう完全に私も蓮のお母さんも諦め掛けている

何だかんだで学校に着くと蓮の周りは女の子だらけになった

なぜか蓮はモテる

外見はまぁ顔は整っている

女子1
蓮くんおはよ〜💕
またあの幼なじみと登校してきたの?
女子2
ねぇうちらとも登校しようよ〜
何であんな幼なじみと登校してるの?
女子3
幼なじみじゃなくて私たちでも
蓮の事ちゃんと見てあげられるよ〜?
すみませんね、【あんな幼なじみ】で

私だって知らないよ

中学のころ何度か他の人と行きなよと伝えた事があるが決まって[なんで?]と返された

本人の蓮は女子たちを無視して男友達とローファーから上履きに履き替えている

クラスも同じだが教室は別々に行く

いつもならそのまま教室に行くけれど今日は違った

だって
お前らと登校しても楽しくねーよ
珍しく蓮が女の子たちに言い返したから

いつもはめんどくさがって言い返さないのになぜか今日は言い返してる

何でだろう…

蓮と目が合うとパクパクと口を動かした
……ごめん、こういう時幼なじみなら分かる展開だよね…。
……うん。全くわからない。

何?と私も口を動かすと蓮には分かったらしい

すると明らかに不機嫌な顔になった
バーカ。
……は?💢

え、何いきなり悪口?

蓮はもういいと言う様に友達と教室に向かっていった
女の子たちも蓮を追いかけていく

結局私は何で悪口を言われたの…

蒼依
りーんか、おはよ!
いきなり背中に軽い痛みが走る

蒼依が私の背中を軽く叩いたのだ
蒼依とは中学からの親友で休日もよく一緒に遊んでいる

凛佳
おはよ、蒼依
蒼依
あいっかわらずモテモテだね
幼なじみくん
蒼依はなぜか蓮の名前を呼ばない

理由を聞いたことがあってそれが

「何かあの人は幼なじみくんって感じだから」

と意味分からない理由だった

蒼依と一緒に教室に入ると先に入っている蓮は机に腕をおいて枕代わりにして寝ていた

周りはやっぱり女の子や男友達

蓮寝てるから静かにしてほしいな〜…

自分の席に座ろうとガタッと椅子を後ろに引くと同時になぜか蓮が目を開けた

生憎蓮とはどこまでも隣同士で席も隣
これはちゃんとくじ引きで決まった席

蓮が起きると座ったまま私の方を向いて
今日一緒に帰ろ。
凛佳
え、あ…うん
私が返事をするとまた寝だした蓮

何だったの…

ちなみに蓮…言わずともいつも一緒に帰ってるじゃん…

やっぱり私の幼なじみはバカなのかもしれない