無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第4話

❅ 1週間だけ ❅
好き
これ多分からかってるよね
凛佳
はいはい、私も好きだよ〜
1週間だけ付き合って
凛佳
え、無理。
蓮をそういう目で見たことないから考えられない

蓮の方を見ると拗ねた顔
高2の拗ねた顔はあまり可愛くない
本気何だけど
凛佳
わかったわかった、じゃあまた明日ね〜
玄関のドアを開けて私は家の中に入った

私に告白するくらい女の子に飢えてるのかな
だったら他の子に連絡すればいいのに

蓮なら私以外の女の子みんな言う事聞かせてそうだし


この日私が適当にあしらったのが悪かったのか後悔することになる__ .
───   翌日  ─────
凛佳おはよ
いつもは私が起こしにいく筈の蓮が私より先に起きて何故か私の部屋に居る

お母さんだな入れたの…

時計を見るとまだ7時
私の起きる時間だ
凛佳
何で居るの
おばさんに入れてもらった
違う、そうじゃない

朝から脳内でよく私が喋る
まぁいいや起きよ…

上半身を起こそうとするとお腹に重たい感じがした

だからか「ぐえ!」と汚い声が出た

原因を見ると低血圧の幼なじみが私のベッドに倒れ込むように頭を埋もらさせた
クソねみー…
そりゃそうだ

いつもは7時半ギリギリまで寝ているのに今日は多分6時辺りに起きたのだろう

何でそこまでして起きたんだ
凛佳
寝とけばいいのに、また私が起こしに行くから
ねぇ凛佳
凛佳
んー?
1週間だけ付き合って
またそれか

何故そこまでして1週間だけ付き合わないといけないのか謎

というかこれは告白なの?

またからかわれてるような気しかしない
凛佳
嘘の告白するなら他の子にして
さぁ起きよう

蓮を無視してリビングに行くと朝ゴハンとして食パンとバターがもう用意されていた

いつもは1枚なのに今日は2枚
何でだ

その疑問はあっという間に解決した
凛佳母
あ、蓮くんも朝ゴハン食べてって!
朝ゴハン食べてなかったのね…

私の向かいに座るとバターを塗って食べ出した
小さい頃はこんな事を当たり前だった

小さい頃蓮の両親は朝早くから夜遅くまで仕事で家で1人になる蓮はほぼうちに居た

朝ゴハンも昼ゴハンも夜ゴハンも
おやつの時間も

だから私の家の事は誰よりも蓮が知ってる

本人を見ると眠いのか目は閉じながらも食パンはしっかり食べている
凛佳
目開けて食べて
んー…
頑張って開けては閉じての繰り返し

これだと何か私が悪い事してるみたい
凛佳母
そういえばどうして今日は蓮くん早いの?
私が聞きたかった質問をお母さんがしてくれた

正直めちゃくちゃ気になってた

蓮は「んー」と考えたあと纏まったのか口を開いた
俺の告白が本気ってどうやったら伝わるかなーて考えたら態度で伝えようかなと
凛佳母
え?!
ここで来るか
しかもお母さんの前で

お母さんは蓮と私を交互に見ている
それもそうだよね

姉の私と弟の蓮みたいな関係だったのにいきなり告白し、告白された関係になってるなんて

凛佳母
蓮くんいつから凛佳の事好きだったの!?
お母さんは食い気味でしかも興味津々に聞いていた

そして何と「お母さんは大賛成!!」とまで言っている
私は大賛成じゃない
……中2?
ダメだ、恥ずかしい
凛佳
蓮、学校行くよ
え、まだ食ってる
凛佳
じゃあ私先に学校行く
ここから離れたい

お母さんにバレた今ここに留まるのは公開処刑みたいなものだ

「おばさんにご馳走様」と声が聞こえて足音が後ろから聞こえる
凛佳母
行ってらっしゃい2人とも
凛佳
行ってきます
行ってきまーす
これは帰ってきたらお母さんからの質問ラッシュ決定

玄関を閉めると今日もまた蓮と登校
何が違うって今日の蓮はちゃんと目を開けて歩いている
凛佳
凛佳
何、付き合うのはムリだからね
ちげーよ
何だろう昨日の嘘か本当か分からない告白以来「凛佳」と「好き」をよく聞いてるような

言われ慣れてない1つの言葉に無駄に心臓が跳ねる


誕生日おめでとう


誕生日……
あ、私今日誕生日だ
凛佳
…ありがと
幼なじみはニッと笑って嬉しそうに
俺が1番に祝った
そう言った

ちょっとときめいた自分がいる
その笑顔は本当に嬉しい時に見せる笑顔だった

あの告白も本気なのかもしれない
凛佳
蓮、1週間だけ
は?
凛佳
だから1週間だけなら付き合ってあげる
目をこれでもかと見開いた蓮

昨日の告白が本当に本気なら受け流した私は蓮に失礼な事をした

信じてみよう
あの告白を
凛佳
でも、1週間付き合って私が蓮の事好きにならなかったら諦めて
惚れさせるから
凛佳
はいはい



こうして私と蓮の1週間恋愛が始まった__