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第7話

❅ デート ❅
凛佳
お待たせ
翌日、約束通り蓮とのデート

待ち合わせ場所に行くと10分前なのにもう来ていた

私の服装をまじまじ見るとその場にしゃがみこんだ
え、何かおかしかったかな

昨夜私なりに必死に考えたんだけど
そんな服持ってたの?
肌寒くなって私は今日ベージュのサマーニットワンピースを着ていった

ワンピースなんて着たの何年ぶりだろう…
凛佳
まぁ…
蓮は立ち上がって「行くか」と言った

私も後ろを追いかける
「あ。」と蓮が言って隣りに来た私の方を見て
今日何時までに帰んねーといけないとかある?
凛佳
…?
特にないけど?
りょーかい
一体何なんだろう

どこに行きたいなどはお互いになくとりあえずショッピングモールに行く事にした

土曜日なだけあって人で溢れている

早速1階に可愛い雑貨屋さんがあった
凛佳
蓮待ってここ入りたい
裾を掴んで止めると「ん、」と言って雑貨屋に入った

可愛いアクセサリーが沢山ある
イヤリングが欲しいと思っていた所だったから丁度いい

イヤリングのコーナーに行くと可愛い物が並んでいる

あ、これ誕生色だ…
1月の赤色のイヤリングを手に取る

ホントはピアスがしたいけれど校則で耳を開けることは禁止されている
まぁ、一部破ってる人居るけど…

蓮もその1人で左耳に1つ開けている

自分から開けたんじゃなくて友達に開けられたらしい

それでも蓮は別に怒ることなくむしろ楽しんで2個目を自分で開けようとしていたところ私が止めた
それ欲しいの?
隣から見てくる蓮

可愛いからたしかに欲しい
でも値段が1500円と学生には高い

これは無理だ…
イヤリングを元に戻して安い方のイヤリングを見た
買わねーの?
凛佳
そっちは高いから無理
ふーん
安い方は600円で私でも買える

でもこっちも可愛い
月と星をモチーフにしたイヤリングが目に入った
こうなると私本当に月が好きだな

蓮に取ってもらったぬいぐるみストラップも月が入ってたし

イヤリングは色が赤と青がある

赤色買おう

手にとってお会計に行くと綺麗な店員さんが値段を言った
丁度出してレシートを貰って袋に入れてくれるのを待った
店員
お隣の方は彼氏さんですか?
凛佳
え?あ…
急に話しかけられ言葉が出なかった

隣には蓮がいつの間にか居た

ここは一応彼氏なのかな

口を開けようとするとそれは遮られた
オレの1番大切な人
決して彼女とは言わなかった

てっきり彼女って言われるのかと…
店員さんは「片思い中?」と蓮に聞いてきた

聞きながらもちゃんと手は器用にイヤリングを袋に入れていく
そう、片思い中
店員
そうなんだ、頑張ってね
はい、お待たせしました
イヤリングを入れた袋を渡してきて受け取った

ありがとうございました〜と言われながらお店を出た
美人で気さくな人だったな

ああいう人を大人の女性って言うのかな

それよりさり気なく私はまた告白的な事をされたよね?

しかもお店の中で

エスカレーターで2階に上がろう行くとエスカレーターの横でカップルらしき人たちが会話をしている

「手繋いで!」
「何、お前まだエスカレーター怖ぇの?」
「いいから〜!」

どうやら彼女の方がエスカレーターに乗れないみたい

今時成長してもエスカレーター乗れない人なんて居るんだな…

手すりに捕まってエスカレーターに乗るとまだカップルの話が聞こえてきた

「生織くんの意地悪!」
「なんとでも言え」

でもどこか楽しそうなカップルだった

2階は主にお洋服だ
特に用事はないけど洋服を見ることにした

見て回るといい感じの服屋さんがあり入る事に
レディースもメンズも両方置いてある
凛佳
あ、これ蓮好きそう
少し大きめの紺色のセーター

蓮はダボッとしたゆるい服が好き
身長が高いから何着ても似合う
あ、それ好き
よくわかってんね
凛佳
当たり前、幼なじみだからわかるよ
なにやら蓮が口角をあげている

そして右手にはレディースの服

どうやら思ってる事は一緒らしい
凛佳こういうの好きだろ
見せてきたのはロングカーディガン

キレイなオレンジ色

色はオレンジが好きでロングカーディガンも好き
まさしくそれは私とドストライクな服だった

お互い好きなものがわかるって何だか嬉しい

持ってきた服を買うことにした
蓮は私の服を。私は蓮の服を。

店員さんから商品を受け取るとプレゼントと行った感じで交換をした

それからまたゲームセンターに行きプリクラを撮ろうと言う事になった

お金を投入して中に入ると背景やBGMを選択する

今のプリクラはBGMまで決められるんだ…
凛佳
ポーズとかどうする?
適当でいいんじゃね
ピースとか?

考えていると撮影の時間が来た

『3…』

え、ほんとにポーズどうしよう
蓮を見ると何か考えてる

『2…』

もうピースでいいか
そう思ってると蓮が手を繋いできた
つないだ手をカメラに入るように私の顔の横に持ってきた

『1…』

パシャッとフラッシュが走る

手を繋ぐと思って無くて蓮の方を向くとしてやったみたいな顔
次来る
10分後落書き時間も終わってプリントされるのを待った

手を繋いだ写真の落書きは蓮が書いたから何て書いたのかはまだ見てない

ポーズはあれから指示される通りに撮った

流石に抱きつくのは無理だったけど
あ、出てきた
はい。凛佳の
受け取ってプリントされたものを見た

手を繋いだものの落書きには蓮の字で
『恋人つなぎ。』と書いてある

他にも『幼なじみ』やら『1週間カップル』などほとんど蓮が書いてある

『1週間カップル』… 

そうだ、これはもともと1週間だけの約束

未だにまだ恋愛感情は無い

ただただ『大切な幼なじみ』

19時を廻った頃私の家についた

やっぱり蓮といると楽しい
凛佳
じゃあまた月曜日にね
今日は楽しかった、ありがとう
俺も楽しかった
玄関を開けようとすると後ろから『凛佳!』と引き止められた

そして手招きをされる
ん?なんだろ

引き返すと手出してと言われたので手を出すとポッケの中から紙袋を出してそれを私の手の平に置いた
凛佳
これ何?
開けていいのかな

中身を開けてみるとイヤリングが入っていた

それは1500円もする私が諦めていたイヤリング
凛佳
え、これ…
プレゼント
プレゼント?
誕生日
昨日だったけど渡してなかったから
もしかして私の気付かないうちに買ってくれてたの?

買っていた気配なんて無かったのに…
凛佳
ありがとう、すごく嬉しい…
あとさ、
服、似合ってるし可愛い
待ち合わせの時言ってくれなかった言葉

似合ってる、可愛い
それを聞くと嬉しくなった

心臓がドキドキする

蓮も同じなのか珍しく赤くなっている
耳まで赤くなっていて少し面白い
凛佳
蓮も今日かっこよかったよ
自然と笑顔が出た

すると蓮はおでこを私の肩に埋めた

そしてその状態で
その笑った顔独り占めしたい
ぽつりと言った

あー…やばい
また、心臓がドキドキする

まだ1週間だけのカレカノになって2日目なのに何でこんなにドキドキするんだろう

肩から離れると真剣な目で
絶対オレのこと好きって言わせる
どうやら蓮は本気で私の事が好きみたいだ

ようやく本気だって気付いた
私も真剣に向き合わなきゃ…
凛佳
が、頑張れ…?
蓮は笑って「何だそれ」と言っている

えっと、応援…?
頑張ります
「そんじゃ」と言って蓮は玄関を開けて家に入っていった

…ん?結局何で蓮が最初何時に帰んないといけないとかある?て聞いてきたの?


彼は彼女が思っている程彼女の事が好きだ__ 。