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第11話

❅ 電話越し ❅
『1分だけ』

蓮に言われて私は1分長いなと思った

でもそんな事はなくめちゃくちゃ短かった

自分のベッドの上で考えながら私は携帯を持って無意識に

『1分 抱き締められる』と検索していた

結果は『ストレス解消』『コミュニケーション』などの単語がよく出てきた

へー…抱きしめられる事でストレス解消に繋がるんだ…
ほうほう…

安心感も得られる…確かに抱きしめられてる間安心して落ち着いた

もう少し抱きしめられていたかった何て本人には絶対言えない

蓮は中学からいろんな女の子と遊んでいるから抱きしめる事なんてどうってこと無いだろう

むしろ挨拶みたいなもの

抱きしられる事なんて滅多にないことだから脳がきっと勘違いしてるんだ

そうだと思っておく

だけど蓮が他の子を抱きしめてる想像をすると何か…
凛佳
イライラする…
もの凄く気分が悪い

片手でクッションを抱きしめていると手に持った携帯がバイブしたと同時に通知も来た

蓮からだ
アプリを開いてトーク画面をタップした
『何してる?』
凛佳
『ベッドの上でゴロゴロ』
『えろい』
凛佳
『うるさい。』
ベッドの上でゴロゴロしてるだけでエロい
人気のない所に連れて行くのもエロい

蓮はどこだったらエロくないの…

………

これ送ったら蓮、どんな顔するだろう

指をキーボードを滑らせ言葉を入力する
し終わると送信を押した
画面をそこままにしていたのかすぐに既読がついた
凛佳
『蓮の事考えてた』
緊張と恥ずかしさで心臓が早く動く

返信を待つ事ってこんなにドキドキするものなの?

蒼依からの返信を待つ時はこんなにドキドキしない

何で蓮には…

返信が来るかと思いきやいきなり着信音が響いた
名前には『蓮』と表記されている

え、なんで?!
電話!?

深呼吸をすると私は少し震える手で通話ボタンを押した
耳に携帯を当てると聞きたい人の声
凛佳、今のは誘ってるのと同じ
凛佳
え?!
誘ってる?!

今の返信まずかったのかな…
はぁ…やばい…
耳元から聞こえる蓮の声が何故かいつもより嬉しくて胸の鼓動がいつもより早い

蓮の声ってこんなに低かったかな…

ちゃんとした男の人の声
私とは全然違う
凛佳
…蓮はさ、ほ、他の子とも抱き締めたりした事あるの?
自分が何でこんなことを聞いているのか不思議だった

蓮が他の子と抱き締めたりする事何て自由だし私が口を出す権利はない

でも、何か…
あるよ
心臓が締め付けられた

痛い…
心臓が痛くて私はトントンと左手で服の上から心臓付近を叩いた

あるに決まってる筈なのに何で聞いたんだろ

聞かなきゃよかった…

目頭が熱くなった時だった
でも


抱き締めたいって思ったのは凛佳が初めて


…蓮はどうしてこんなにも嬉しい言葉を言ってくれるんだろう

私を喜ばすためのウソかもしれないのにとてつもなく嬉しい

自然と目頭の熱は冷めて口角が上がっていた
凛佳
ありがとう、嬉しい
私が言うと何かを勘じたのかわからないけれどその後は他愛もない話をしてくれた

蓮の弟の話や学校で男友達とあったこと



ほら、蓮は隣に居なくても笑わせてくれる

私は蓮に何もしてあげれていない
私も何か蓮にお返しをしたい

そろそろ寝るかと蓮が切ろうとしたとき
凛佳
蓮!

私は電話口に向かって蓮を引き止めた
何?と不思議そうに問いかけてきて私は恥ずかしい気持ちを隠して
凛佳
蓮の事、男子の中では1番好き!
そう言った

家が隣同士で私と蓮は部屋も窓を開ければすぐ隣同士

直接言っても良かったけれど電話の方が耳元で聞こえる

だから電話を選んだ

この言葉でお返しになっていないのかもしれない、私の自己満足かもしれない

でも本当に蓮がどの男子よりも好きって事を知らせたかった
凛佳
だから、えっと…
凛佳
あと3日間よろしく…?
次の言葉を考えていなくて疑問形になってしまった

電話越しで笑う声が聞こえる
そして電話越しでもわかるくらい照れた声で言った
よろしく
私はまた、蓮を意識している



ー蓮sideー
凛佳
蓮の事、男子の中では1番好き!

耳元で言われた台詞にオレは驚きを通り越して一瞬固まってしまった

いきなりの告白に心臓が高鳴り早くなる

すげー嬉しかった

凛佳から言われた初めての「好き」

我慢しろオレ、と何度も言い聞かせ右手で心臓拭きを叩いた
凛佳
だから、えっと、あと3日間よろしく…?
次の言葉を考えていなかったのか疑問形になっている

面白くて真面目で、でも恥ずかしがりや
そんな凛佳をオレは好きになった

男子の中で1番好きって言葉どんだけ嬉しいか凛佳にわかる?

今のは言葉での宝物だ

一生大切にしたくて忘れたくない言葉

オレは笑いながらも照れてしまった
よろしく
凛佳はオレに本気で好きになる事を教えてくれた大切な幼なじみで、大切な好きな人
凛佳
おやすみ
おやすみ
2人同時に言ったそれはいつもとは少し違った気持ち



やっぱりオレは凛佳が大好きだ__ 。