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第19話

❅ 本当の ❅
凛佳
おまたせ
声を聞くと携帯を閉じて私の方に来た
お疲れ様
どうだった?
凛佳
…苦しかった
ずっと今まで振られる側だけがツラいって思ってたけどそんな事なかった…
凛佳
振る方もこんなにツライんだね…
蓮も色んな子を振るのつらかったのかな

下を向いてると大きな手が私の頭に乗って左右に動いた
お疲れ様
滝瀬も頑張ったけど凛佳も頑張ったな
蓮は何でいつも私の欲しい言葉を何も言わなくてもわかってくれるの?


上履きからローファーに履き替えて正門を出ると10分ほどで公園に着いた


誰もいなくて遊具はブランコとすべり台しかない


2人で成長するにつれて乗らなくなったブランコに久しぶりに乗った


ゆっくり前後に動かす


このゆらゆら動く感じが昔は大好きだったのに何で今は乗らなくなったんだろう
昔このブランコから落ちて凛佳号泣してたっけ
凛佳
そんなこともあったねー…
立ちこぎから座ろうとした時足を滑らせて落ちてしまった事がある

立ちこぎしてた私が悪いけど…

後頭部を打った私は立ちもしないで地面に寝転んだまま号泣した

その後病院に一応行ったけど大したことは無かった
凛佳
…あ、だから図書室で転びそうになった時とか後頭部守ってくれたの?
今気づいたのかよ…
まぁそれもあるし普通に転ぶと危ないだろ
知らないうちに守られてたんだな

適当なようでちゃんとしている
蓮のいい所
凛佳
色々ありがとう
前後に揺れるブランコの音が響く

下を向いていると影ができた
そして


カシャン__


ブランコが動きを止めた
いや、止められた

目線を上にやると蓮がブランコの鎖を両手でしっかり掴んでいた

それは逃さないと言われてるみたいだった
凛佳
心臓の鼓動がこれまでにないくらい早い

早すぎて怖いくらい

蓮__
好き
あれほどうるさいと感じていた言葉が今はすごく嬉しい




オレと、本当に付き合ってください





少し頬を染めて言われた台詞に目頭と目尻が熱くなってくる

ブランコから立ち上がると私は大好きな人の背中に腕を回して
凛佳

はい…っ!

精一杯の返事をした

私の背中に腕を回した蓮
今までより強く、強く抱きしめてくれている
やべー…
嬉しすぎてどうかなりそう
私も嬉しすぎてどうかなりそうだよ

しばらくして離れる
凛佳
初めての彼氏が蓮で嬉しい
オレも。
初めて本気で好きになった人が凛佳で良かった

今まで付き合っていた子とは本気じゃなかったんだ…

でも私が蓮の本気で好きになった相手
その事実がとてつもなく嬉しい

いつまでも公園に居るわけにはいかないので出る事にした

出入り口を通ったときいきなり蓮が振り向いて
ん。
手を差し伸べてきた

私は待っている手に自分の手を乗せて指を絡ませた

本当の恋人になったそれはとてもドキドキして緊張した


それでも【幸せ】が勝った__ 。