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第20話

❅ 2回目のデート ❅

夕方になってもショッピングモールは賑やかだった

お互いまだ帰りたくなくてショッピングモールにきた
店員
あ、この前の!
お店の前を通り掛かった時聞き覚えのある声に蓮も私も横を向いた

そこは蓮とデートした時に寄った雑貨屋さん

あの時と同じ店員さんがレジに立っていた
凛佳
こんばんは
お店の中に入るとネックレスの新商品が入っている

可愛い…
店員
こんばんは〜
…あら、もしかして…
店員さんは手を繋いでる私達に気付くと口角が上がってきた

実はショッピングモールの入り口で離そうと思ったが蓮が頑なに離そうとしなかった
オレの彼女可愛いでしょ?
何を言い出すんだこの幼なじみは。

惚気なんて誰も聞きたくないでしょ…
それに私が恥ずかしい
店員
ええ、とっても
上品に笑うと店員さんはレジから離れるとネックレスが並んだ所へ行った

そして私の方を見ると
店員
どれが1番可愛いと思う?
そんな質問をしてきた

正直に可愛いと思うものを手のひらですくった

月と星が重なったキレイなネックレス

店員さんはそれをレジに持っていくとラッピングをしていた

誰かに渡すのかな?

そう思ったけれどラッピングされたものは私の前に差し出される
凛佳
え?
店員
恋人同士になれたお祝い
凛佳
え!?
そんな悪いので…!
こんな可愛いものをタダで貰うなんて失礼だ
店員
いいのいいの
私からもお祝いさせて
こんな素敵な人が世の中にはいるんだな…

お言葉に甘えて私はラッピングされた紙袋を受け取った
店員
お幸せにね
凛佳
ありがとうございます
頭を下げてお店から出るとスコシ小腹が空いてきた

蓮も同じなのかアイス食わねぇ?と聞いてきた

うんと返事をするとすぐ近くにあるアイス屋さんに入った
店員
いらっしゃいませ〜
いろんなフレーバーがありわたしは毎回悩んでしまう

いつもはキャラメルにしてるからここは安定のバニラ?
うーん、でもこっちのストロベリーも美味しそう

決まった
凛佳
え、早い
もう決まったの?

待たせちゃ悪いから早く決めないとな…
店員
今回こちらの試食会をやっております
お味見どうぞ〜
そう言って小さなスプーンにアイスを乗せて渡してくれた

う、これチョコレートだ…

私チョコレート苦手何だよな…
でも食べないと失礼だよね

目の前に店員さんいるし

意を決して食べようとすると隣からスプーンを奪われた

蓮が私の分まで食べたのだ
チョコ好きだから食べちった
あ、美味い
蓮ってチョコレート好きだっけ?

嫌いではないはずだけど好きでも…

もしかして食べてくれた?
凛佳
…ありがと
何が
凛佳
いいからっ
凛佳決まった?
あ、そうだ

えーと…あ、これ美味しそう

決まって注文をするとお金を払った
何と蓮が払ってくれた
凛佳
アイスくらい自分で払うのに
本当の彼女になった記念?
凛佳
何それ
ふふっと声を出して笑ってしまった

" 彼女 " という言葉にときめく所だが私はそっちにじゃなくて" 本当の " という所にときめいた

そうだ、本当に、本当の蓮の彼女になれたんだ

何か不思議な感じ


しばらくしてアイスがくると受け取りお店の中に設置されている席に座った

私たち以外の高校生も沢山いる

私が注文したのは青りんごのアイス
蓮は安定のバニラ

…あ、美味しい
凛佳って今まで好きな人出来た事あんの
何急に
凛佳
幼稚園の時に1回だけ?
でもそれは周りの子が好きって言ってたからじゃあ私も好きって感じで便乗してた
だからあれは別に片思いではないよね…?

…あれ、そう考えると私って初恋蓮になるの?
じゃあオレが初恋じゃん
そうなるよね…

うわ、また急に恥ずかしくなってきた

蓮と話してアイスを食べすすめて全部食べ終わるとお店を出た

そろそろ帰るのかなと思った
でも私がある物を見つけた
凛佳
蓮、あれやりたい
指差した方にはプリクラ機が設置されている

いいよと返事をくれると2人でプリクラ機に入った
デートの時も撮ったっけ




撮り終わって落書きの時間

蓮は適当にスタンプなどをつけている

私は蓮に見られないように『初カレ』と書いた
あの時は決してカップルとは書かなかったが今はもう堂々とかける

『デート!』とも書いた



機体から写真が出てくると蓮が受け取り私の落書きを見て驚いている
ちゃんとオレ彼氏やれてる?
凛佳
え、分かんないよ
逆にどれだったら彼氏をやれてないの?
凛佳
でも私は蓮が初カレで幸せだから
ん。
赤面している

頬を染める程度はあったがここまで真っ赤なのか初めて見た

ショッピングモールから出ると自然と手を繋いでいた

あぁ、もう帰るんだ…




家の前についてしまった
また明日な
凛佳
…うん
手を離さないといけないのにお互いまだ握っていて。
凛佳、せーので離そう
せーの?

幼稚園生に戻ったみたいで何だか微笑ましかった
凛佳
そうだね
じゃないとずっと繋いでいてしまう
せーの
凛佳
せーの
声が重なって言ったが私たちの手は繋いだまま

お互い無言になった後可笑しくなって笑った
凛佳
離してないじゃん
凛佳もだろ
…じゃあもう少し一緒にいる?
凛佳
居たい
蓮ともう少し…
思いが伝わった瞬間こんなに素直になる自分に驚いた

本当に蓮と離れたくない

恋愛って怖いな…
俺の部屋来る?
蓮の部屋には数えるのをやめたくらい行ったことがある

だから今更断るのもおかしい

蓮のお母さんにも最近会ってないから挨拶くらいはしたい
凛佳
うん


返事をすると蓮の家に行った__