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第21話

最終話 ❅ 幸せのカタチ ❅
凛佳
おじゃまします
玄関に入ってローファーをキレイに揃える

すると後ろからバタバタ足音が聞こえてくると思うと何かに背中にダイブされた
凛佳ちゃーん!
凛佳
わっ!
蓮の声変わりしていない頃の声に似ている

それで誰かわかった
凛佳
久しぶり、楓くん
蓮の4歳下の弟の楓くんだ
今は中1で声変わりが遅いのかまだ少し声が高い

楓くんは蓮とは真反対で身長も低めで可愛らしい顔立ちをしている
久しぶり!
凛佳ちゃん遊びに来たの?!
そうだよと言おうとした時蓮が私と楓くんを引き離した

いつもと違う蓮に気付いたのか楓くんはキョトンとしている
オレのだからベタベタくっつくな
え、もしかして付き合ってるの?
楓くんにもバレた…
そう、だから楓は大人しく宿題してろ
蓮も課題やらないよね?

楓くんは私を見た
気まずくて目を逸らしてしまう
おめでとう、凛佳ちゃん
凛佳
……ありがとう
まさかお祝いされるなんて思ってなかったからびっくりした

楓くんは自分の部屋に戻っていった
凛佳
あれ、そういえばおばさんは?
買い物じゃね
ちょっとオレの部屋で待ってて飲み物持ってくる
凛佳
うん
2階のに繋がる階段を登るとすぐに蓮の部屋

扉を開けるとむかしと変わらない部屋
雑誌の山がベッド付近にできている

ヘッドフォンは机の上に置かれていて教科書は適当に床に放置されている

教科書を拾い上げると机の上に乗せた

古典って今日あったのに何で今床に放置されているの…


適当な所に座るとなぜだか安心する
お待たせー
凛佳水でしょ?
凛佳
うん、ありがと
水を受け取ってかわいた喉に潤いを与えた

冷たい液体が私の体に回る

蓮はお茶を飲んでいる
お茶の入ったコップをテーブルに置くと私の名前を呼んだ

何?と返事をすると横から腕が伸びてくる
凛佳
…蓮って抱きつき魔?
凛佳にだけ
私だけと言う事にキュンときた

私も抱き締め返す
凛佳
蓮、大好きだよ
私が言うと体が離れて蓮と目が合う
オレも
大好きな人の顔が近付いてきて私は目を閉じた



そっと重なった唇



嬉しくて全身が熱くなる
離れると目を開けた

蓮が、近い…

恥ずかしくなって下を見ると顔をあげられてまた唇を重ねられた


凛佳
れ、ん…待って!
蓮の胸を押して離れる
何?
凛佳
何?じゃなくて私初めてするからそんなに続かないよ…!
あと心の準備とか!
今までは彼氏いない歴=年齢だったからキスも初めてする

だからいきなりずっとキスをされても全然わからない
あー…
分かってくれたのか離れてくれた

もしかして、これからどんどん抱きしめられたりキスをされるのかな…

嫌ではないけれどいきなりされると私の心臓が持たない
じゃあ今からキスします。
凛佳
はい?!
…ん…っ?!
宣言通りまたしてきた

そういう問題じゃない…!

蓮の肩に手を置いてまた離れる
凛佳
あのね、蓮くんよく聞いて…
言えばいいってものじゃなくて…
ならどうすればいいんだよ?
そう言われると言葉が詰まってしまう

何かこう…
凛佳
キスするって言って貰って少し待って貰えれば心の準備とかでき…る…
何それめんどくさい
ですよねー…

私も少しこれはめんどくさいなと思ってしまった
でもまぁ、凛佳が慣れるまではそうする
してくれるんだ

こういう所本当に変わってないし優しい
凛佳
ありがとう…
ただ我慢できなくなったらごめんな?
そうしてまた私にチュッと効果音が付きそうなくらい短いキスをした
凛佳
〜〜〜っ!!
顔の体温が上がる
真っ赤
手を口付近に持ってきて笑っている蓮

誰のせいで…!!
凛佳
大好き
本当の彼氏の言葉



少しわがままで適当、だけど困ってる時や悲しい時は誰もよりも早く気付いてくれる



私の自慢の幼なじみで彼氏


蓮、大好きだよ__ 。




中2からの片思い


真面目で素直じゃない、だけどオレの事を一番良くわかってる

オレの自慢の幼なじみで彼女


掴まえたからには一生に離さねぇよ


凛佳、大好きだ__ 。





❅ FIN ❅