第4話

恋には突然、嵐が起こる。
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2017/10/03 08:48
優生
好きだよ。


言いながら笑ってる。


((えっ))
嬉しい気持ちは当然ある。
どきどきが止まらない。
だけど。




なんで…___________






笑ってるの。




私には謎だった。
あなた

ご、ごめん💦
私、ちょっと急いでるから…また、ね。

嘘。
急いでなどいない。


でも、どう返せばいいのかも分からなかった。


返事はもちろん出来なくて、
数週間話すこともなかった。

いや、お互いに避けていたのだと思う。




1ヶ月程経った頃だろうか。

何故か朝から騒がしかった。

どうやら、優生が私に告った_____ということについて、話題が上がっていたらしい。



あなた

ねぇ、何があったの??
なんで、こんな話になってるの?
嫌なんだけど。

真凜
なぁに?知らないの??
あんたが最近浮かれてたと思ってた理由これだって知って笑ってたの。
残念ながら、嘘告白だったみたいだけどー。



((どういうこと?嘘告白って何?なんで?))







冷静でなんかいられなかった。
もう、ショック以外の他になかった。





((こんなことする人だったんだ…))




恋はいいことばっかりじゃない。



きっと、悠貴が何か言ったんだろうなと思うと、
余計に胸が苦しかった。







いつしか私は、彼を遠ざけるようになってしまっていた___________。

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