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第1話

2,973
2017/10/02 11:24
雷の音で目を覚ました。
あなた

ひっ…。

というか、ここは…?

私は見覚えのないソファーに寝てて、







見覚えのないブランケットをかけてて、





見覚えのない部屋にいた。






さっきまで死ぬかもとか思ってたのに





なぜだか怖くなって逃げだそうと、部屋のドアに手をかけかけた時。


二宮和也
あっ、起きちゃった?


目の前にスーパーアイドルが現れた。
あなた

あ、あの、拾ってくれてありがとうございます…。

二宮和也
いや、大丈夫よ。あのまま放って置いてたら今頃天に召されてたかもよ?笑


なぜ私は今、



スーパーアイドルの自宅で



こんなことになっているのか。





目が覚めて数分後、ようやく思い出せた。




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ザー………。




時間が経つにつれ激しくなっていく雨。





今、私は傘なんて持っていない。





というか、必要ない。





どうせ、このまま誰にも気にかけられず





もう何日かで




どこかでひっそりと




息しなくなるはずだから。





あなた

ヘックション!!




あー、風邪引いたな、多分。




そりゃそうでしょ。こんなに雨に打たれてんだから。




頭も痛いし、ぼーっとするし…。





もう少しで意識を手放しそうになった。











その時だ。



彼に出会ったのは。





二宮和也
どうしたの君、こんなところで?



ぼやけて正確には見えないけど…。




どこかで見た事あるような……?





そこから先の記憶はない。

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