と言われたので、ベッドに入り掛け布団にうずくまって20秒した時、
掛けてた布団が剥がされた。
笑った顔は、やっぱりアイドルなだけにキラキラしてるなあ なんて思ってたらボーッとしてたらしく……
というセリフと共に近づいてきた
意外にも大きな手と、整った顔。
その手は、私のおでこに触れた。
なんとなく恥ずかしくなって、またまた布団に潜り込んでしまった。
私は無言で布団を離す。
すると、二宮さんが入ってきて、隣に横になった。
二宮さんの横顔綺麗だなあ…。
無理、心臓持たない…。
恥ずかしさと葛藤していると、規則正しい寝息が聞こえてきた。
寝息の正体は、隣の二宮さん。
やっぱり、相当疲れてたんだろうな…。
そんな時に拾ってもらって……
やっぱり、私って迷惑?
でも、二宮さんは暖かくこんな私を拾って、迎え入れてくれた。
二宮さんの言葉をもう少し信じていたいのは、あまりにもわがまま過ぎるのかな?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。