公演中は何度かシルクと目が合った。
それを何度も逸らした私。
そして、公演ももうすぐ終わる時
嘘....
まじで言ってる??
なんで、続かないの?
ねぇ....私が
私がダサいみたいじゃん。
別れるならプロポーズなんか
しないでよ....!!
シルクside
そして、周りをみた。
驚いてる顔もあれば
目が笑っている人もいれば
泣いている人もいる。
でも、圧倒的に目が笑っている人が多い。
こんなにも俺達の不幸を願っている人がいるんだ。
いや、悪い意味に捉えるのはやめよう。
こんなにも俺の事を本気で好きでいる人がいるんだ。
それを俺があの動画で皆を....
俺は1番前にいるあなたを見た。
泣いていた。
どうして泣くの?
嬉しいはずじゃないの?
後で、話したい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。