毎朝歩いて登校してるけど私の家はそこそこ遠い
ギリギリ自転車通学が許されない範囲に
住んでいるからほんと大変
そんな所まで先生来させられない…
相葉『中村おいで?』
先生に素直について行くと
恐らく先生の車であろう某高級車
私先生の彼女でも何でもないんだよ?
乗っていいの?
更に膨らむ不安をよそに
先生は私をエスコートするから
恐る恐る後部座席に乗り込んだ
先生の使ってる香水の匂いで包まれた箱の中
相葉『中村さんってどこら辺に住んでるの?』
あなた「~です」
相葉『へぇ…俺の家と近いね』
あなた「そうなんですか…え?!」
先生と家が近い…
なんかそれだけでドキドキする
相葉『良かった〜 家近くて!(笑)
迷子にならない!』
あなた「カーナビ使えばいいじゃないですか」
相葉『カーナビ使う時間よりお喋りしたいじゃん?』
先生 そういうのずるいんだよ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。