鍵を開けて玄関のドアが開く音が仲間家全体に響き渡る。
マホトが少し気を使っているのがすぐにわかる
ふたりの声が重なる
気まずい空気が一気に消えて笑いであふれる
いつものところへ座る
泣いている〇〇を優しく包み込むように抱きしめて耳元でささやく
泣きながら一生懸命一言一言言葉にする
言葉にすることがこんなにも難しかったのか改めて感じる
抱きしめていたマホトの力がゆるむ
目が潤って今にも雫が零れそうなマホトを〇〇が優しく抱きしめる
マホトは抱きしめ返し耳元で
お互いくっついていた体を離す
マホトから〇〇のほっぺにキスをする
こうしてふたりの恋がやっと実った
もう会うことも無いと思っていた存在が相談相手にそしてそんな人が大切な人になる
これからいろいろな波乱があることはふたりは知らない
応援コメント待ってます!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!