〝 ● 〟 は あなた さん side で書きます 。
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●嫉妬
はーい。 あなたです。
瑞稀、今日ね 涼くんと遊びに行くんだって。
重いかな。
いや、でも … 嫉妬 、、 する。
だって!!涼くんと仲良さすぎるんだもん!
たぶん、私のことより
涼くんのことの方が好きだもん!
は!?うっわ。
噂をすればって … こういうこと?
はいっ?
コンタクト合わなくなったのかな …
今、見えてるのは
〝 惚気てる 〟
の文字。
ないないない!
瑞稀に限ってそんなことありえない…っ!
え?なにが?
わからない … 。
涼くん がよくわからない … 。
は、はあ?
ますます、わからないよ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。