◎通常運転
あなた 「 おはよーお 」
・ ・ ・ は ?
なんでこんな機嫌いいの。
フワフワしてんの。
え、とってもかわいいよ。
『 うん。おはよ。』
あなた 「 あれ?いつも通り? 」
『 は?いや、むしろなに? 』
あーーー。 こないだのじゃん。
ぜっっっったい、認めない!
… ことに決めたの。そう。
でもさ、やっぱかわいいからさ
たまーーーに、言っちゃおうか … なんて
考えてたり、します。
あなた 「 まあ、いいや。
瑞稀、とりあえず、学校行こっか。」
『ん。』
あなた 「 は? その手、なに? 」
え?
うっわ。俺、何してんの?
あなた 「 ふふっ。 手、繋ぎたいんだー。」
『はあ、、、いいよ、別に。』
あなた 「 は?まじで言ってる?夢?」
『あーもう、いいよ。先行くから。』
あなた 「 あー、ごめんごめん! 」
うっ……。
俺、多分もうしばらくしたら死ぬのかも。
かわいすぎるんだってば!!
手、繋いで登校なんていつぶりだよ。
__ 瑞稀くん、好きが止まりません。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。