和磨はサッカー部のエースストライカーだ。

もともと和磨のお父さんが元サッカー部の
エースストライカーで、その才能が和磨にも
あるようなのだ。

中学に入ってからはサッカー部に
入って、さっそく有名になった。


和磨のために何かしたい!
そう思った私は、高校ではサッカー部の
マネージャーになった。

もちろん、他の部員のためにも
しっかり働いている。

和磨に彼女ができるまでは
「お前らほんとお似合いだよな〜」
なんて言われることも多々。

「え〜、和磨とはただの腐れ縁。
　絶対付き合いたくないし（笑）」

「それは俺のセリフだわ!」


こんなことを言う私はほんとに
女として見られてないんだろうな…

こんなんだから和磨には彼女が
できてしまった。

サッカー部のみんなには
「おいおい…まさか、あなたじゃなくて
　林を彼女にしたのかよ!」

「美男美女とはこれのことか（笑）
　俺らには縁もないな〜」

「残念だったな。奥さんになれなくて」

なんて言われてしまった。

「奥さんになんてならないです〜
　いいから早く練習戻りなさい!」


と誤魔化すと

「ほーい」「はーい」

とみんなが戻っていく。


けっこうグサリとくるので辛い。

でも、もっと辛いことが…